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完璧主義なわたしの失敗談 ♯6マウンティングの裏に不安を隠し持っている

どもどもORIGIN整体です。

マウンティングって言葉をご存知でしょうか?野生の動物が自分のほうが優位だぞと示すために馬乗りなったりするアレです。僕自身格闘技を観るのが好きなのでマウントって言葉自体は知ってましたが、人間関係にもマウントをとるって行為が頻繁に行われていると知ったのはけっこう最近のことです。

これを知ってからはなるべく人様にマウントとりにいかないようにしてます。なんでかっていうとこれやってくる人自分が一番関わりたくない人だからです。ただ振り返ってみると自分自身いろんな場面でマウントをとろうとしていたなという失敗があるのでそれについて書いてみようと思います。

大学を中退して20歳になった頃ボクはボウリング場で働きはじめました。当初フリーターになった僕は一日中時間があり,とりあえず働かないと生きていけないぞと焦って始めたのがこのバイトでした。時給は800円くらいだったと思います。早番と遅番があってだいたい遅番の15時から22時に入って週5でバイト先に行ってました。月に12~13万手元にあってその中から家賃、光熱費、食費、携帯代だけでも7~8万はでていくので、休みの日になってもどこかに遊びに行ったり飲みに行ったりもできず近くのブックオフに散歩がてら歩いて行きありがたくタダ読みをさせてもらい疲れたら近くのマックに行って当時100で買えたチキンクリスプとマックシェイクのバニラで休憩を挟んで、また漫画の続きを読むというなかなかにやばい生活をしてました。

漫画に関しては特にスポーツものが好きで野球、バスケ、サッカーなどは結構読んでる自信はあります。今後好きな漫画のキャラクターとかの考察なんかも書いていこうと思うのですが、大抵好きになるキャラは挫折してるどうしようもない奴ばかりで自分に似てるから好きになってしまうのかな?とか思ったり…話がそれました

このバイト先でも当初数々の失敗をしているのですが、それはまた別の機会に書くとして今回はバイトにも慣れてきて1年半が過ぎたころの失敗です。1年半も経つとさすがに仕事にも慣れてくるもので、最初は目を見て挨拶もできないどうしようもないやつがお客さんとも普通に会話できるくらいに精神状態は安定してました。またバイトの先輩、後輩とも打ち解けてたまにラーメンを食べに行ったりするくらいの仲になってました。みんな年が近くて話もしやすく関係性もできあがった頃、新しいバイトが入ることになりました。年は25歳の男の人で落ち着いた雰囲気をまとっている人でした。年上の後輩というのは初めてで僕自身どう接していいかわからないながらも仕事の流れを教えていたのですが、どうも覚えが悪い感じがするのです。その人が入ってくる前に年下の後輩が2人ほどいたのですが大抵の仕事は一度で覚えてくれるし、そこケアしておいて欲しいなというところにも気が利くタイプだったので余計に見劣りする感じがしてしまったのです。

1ヶ月が経過したころ僕はあまり25歳の後輩とは口を聞かなくなりました。どうせ言ってもわかんないだろうと少しずつ距離を置くようになってしまったのです。本人に伝えはしないものの心の中で馬鹿にしている様子は後輩にも伝わっていたのか「〇〇さんと仲悪いですよね?」とよくからかわれていました。この心の中で馬鹿にするという行為が一種のマウンティングだったなと思うのですが、なんでマウンティングをとろうとしたのか今の自分になら説明ができます。

当時の僕は21歳。同じ年の人たちはあと1年もしたら就職をして人生のキャリアをスタートさせる時期です。そんな中まだ何者でもない自分に焦りを感じてました。バイト先の後輩は大学生ばかりそんな中現れた年上の後輩は25歳。このままフリーターを続けていけば4年後の自分はこうなるのか…そういった不安に駆られました。フリーターって全然悪いことじゃないんですけど当時の僕は自分がフリーターであることがめちゃくちゃコンプレックスでした。自分のコンプレックスを丸ごと抱えた人が目の前に現れ動揺を隠せず相手の悪いところばかりを探すようになり結果的には自分が優位に立とうと「興味がないふり」を続けるようになったのです。

人を批判する気持ちになる時、僕の場合は大抵自分にも「ここを触れられたら嫌だな」と思うことがあるように思います。「こんなに洗濯物がたまるまで洗濯ほっとくかね?」と思うとき「自分が洗濯する」という選択肢はなかったことにしているように批判の裏にはうしろめたさを隠して生きている人も少なくないのではないでしょうか?

今日の処方箋

マウンティングの裏には不安を隠し持っている

批判されること、馬鹿にされてからかわれること、よくコミュニケーションと混同されがちですが似て非なるものです。愛情があるとかないとかは発する側ではなく受取る側が感じることなのでなるべく優しい言葉を掛け合いたいもの。一番いいのは距離をとって離れることですが、それでも言葉を一方的に受け取る側になる場合には「批判する人はなにか不安を抱えてる」そう思うようになれば少し心も軽くなるのではないかと思うのです。