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【素読】 無門関 第二十五則 三座説法

 無門関  第二十五則 三座説法さんざせっぽう
 
 仰山ぎょうざん和尚、夢に弥勒みろくの所にいて、第三座に安ぜらるるを見る。一尊者そんじゃ有り、白槌びゃくついして云く、「今日第三座の説法に当たる」。さん乃ちって白槌して云く、「摩訶衍まかえんの法は、四句しくを離れ百非ひゃっびを絶す。諦聴たいちょう、諦聴」。

 無門曰く、「しばらえ、是れ説法するか、説法せざるか。口を開けば則ち失し、口を閉ずれば又たそうす。開かず閉じざるも、十万八千」。

 頌に曰く、
 白日青天はくじつせいてん、夢中に夢を説く。
 捏怪ねっかい捏怪、一衆を誑謼おうこす。

結局は自分で会得するしかない。教えてもらうとか、教えるとか世間ではいうけれど、最新の研究では、能力の9割以上は生まれつき持っているDNAで決まってしまっているものらしい。

自分に与えられたそのDNAという天命を、しっかりとまっとうしていくことが、僕たちに望まれていることではないだろうか。

自分はどうあるべきかを知ることが、何より大切だと思う。

以下は縦式で作成した書き写し用のテキストです。

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