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合気道と野生の思考

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レヴィ=ストロースの『野生の思考』から合気道を考えてみるシリーズ
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記事一覧

野生の思考を忘れるな【合気道と野生の思考】

第九章「歴史と弁証法」と「付録」について書く、合気道と野生の思考はこれで終わる。 この章…

遠いようで近いもの【合気道と野生の思考】

第8章は「再び見出された時」と題して少し趣きが変わり過去の未開人研究への批評がメインにな…

人間の構造【合気道と野生の思考】

第六章「普遍化と特殊化」、第七章「種としての個体」では名前の付け方の法則性みたいなものが…

神話を感じる方法【合気道と野生の思考】

『野生の思考』第五章「範疇、元素、種、数」はそのまんま合気道の話だと言っても良い。 レヴ…

中心はどにあるか?【合気道と野生の思考】

『野生の思考』第三章「変換の体系」第四章「トーテミスムとカースト」から見えてくるのは人類…

構造を忘れた現代人は未開人にも劣る【合気道と野生の思考】

今回の面白ポイントは「人間って全然変わらないんだな〜」ってこと。 というわけで『野生の思…

合気道の型稽古とはゲームか儀礼か?【合気道と野生の思考】

最近ではシン・ウルトラマンにも登場したことで話題のレヴィ=ストロースによる「野生の思考」について書くフリをしながら合気道の話をする。 「野生の思考」というのは哲学の世界に「構造主義」という大転換をもたらした本の中のひとつ。 人類とは何か?の一番アツい探求をしてる考え方といった感じかな。知らんけど。 儀礼とゲーム第一章で個人的に一番面白かったところは儀礼とゲームの対比だった。 ゲームとは? ゲームというのは言わば科学的なルールの上になりたっていて、勝敗を決するもの。