見出し画像

サラリーマン賛歌

山下達郎の「クリスマスイブ」。
藤井フミヤの「True Love」。

彼らは必ずコンサートでこの代表曲を歌うそうだ。

山下達郎は「私は誰が何と言おうと、『クリスマス・イブ』はやめません。夏でもやります。だって、それを聴きに来てくれるお客さんがいるんだもの」

といい、

藤井フミヤは「僕のファンはコンサートで何百回でも『True Love』を聞かなくてはいけない。いつも歌うから。」

という。

この曲を聴きに来る人たちがいる限り歌うのが、ほんとうのプロフェッショナル、ということだろう。


本物のプロフェッショナルは違うね、と片付けることもできるけれど、すべてのサラリーマンは、給料をもらって仕事をしている以上はプロフェッショナルだというのが私の信念だ。

山下達郎や藤井フミヤのような代表曲はなくても、すべてのサラリーマンはプロフェッショナルとして、求められる歌をうたわなければならない。

若者をあおってその気にさせ、大きなビジョンを示してメンバーの心を高揚させる。山下達郎や藤井フミヤが説教したり「自分の若いころは」と武勇伝を語らないように、サラリーマンも自分が気持ちよくなるためでなく、自分のファンが気持ちよくなるために全力を尽くすべきなのだろう。

サラリーマンにとっての自分のファン。会社や自分の仕事を評価してくれるお客さんや自分と一緒に仕事をしたいと言ってくれる部下や同僚たち。そんな人たちがきっとサラリーマンにとってのファンと言える。

そんなファンを喜ばせることが、プロフェッショナルとしてのサラリーマンの仕事なのだと私は思う。

前のnoteで組織の愚痴をひとしきり書きなぐっておいて手のひら返しだけれど、プロフェッショナルとしてのサラリーマンの仕事は結構楽しい。そんな楽しさを若い人たちに伝えつつ、お客さんが求めるもの(できればそれ以上のもの)を提供する。

そんな風に自分のパフォーマンスを、飽きることなく何度でも提供できるプロフェッショナルに、私もなりたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?