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生まれ変わったらスーパーカミオカンデになりたい

今まで170くらいnoteの記事をアップロードしているけれど、だいたいスキの数は5~10くらいが多い。私は個人的にこのくらいのスキの数が付く自分のnoteが好きだ。強がりでも負け惜しみでもなく。たまにたくさんスキが付く記事もあって、それはそれでうれしいけれど、それはそれほど自分の思い入れのあるnoteではないことが多い。

何度も書いているけれど、私はnoteを自分に向けて書いている。なので他人が何を求めているか、共感できるか、興味を持ってもらえるかはほとんど考えない。自分にとって必要な内容だけを書いている。だから私は誰のnoteよりも自分のnoteを読み返すことが多い。自分のnoteが一番面白い。

でもそんな言葉が誰かの心の奥を小さくふるわせたことを、「スキ」を通して感じる。それはスキを押してくれた人の心と同時に、私の心も小さくふるわせてくれる。

私は、そんな小さな反響、心のふるえが好きだ。私は、地中深くに大量の水を張って、宇宙のどこかからやってくるかもしれない素粒子がその水面を小さく揺らすのを何十年でも待ちつづける。

私のnoteが誰かの心を小さく小さくふるわせる。スキのハートマークが私の心をほんの少し、ふるわせる。

それが、私のnoteのイメージ。だから大きな反響で自分の水面を波立たせたいわけじゃない。石ころを投げ込まれても困惑する。私が感じたいのはそういう大きな波じゃなくて、宇宙からの小さな素粒子だ。

私の言葉が誰かの心にほんの小さく響いて、その小さな小さな反響が、地下深くに張った私の水面を小さく揺らす。そんな相互関係が私は好きだ。

大きな波が立たないように真夜中にそっと公開するnote。地中深くにある、波一つない鏡のような水面。

たっぷりと水をたたえて、私はそこで静かに何かを待ちつづける。


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