見出し画像

20230102 NOTEで読まれる祭心理学とは?!

 今日は自宅に一日いて、作業をしているのが13インチ1920×1080の極狭画面のノートパソコンなので資料を使う作業はせず、これまでの祭心理学の記述を振り返り、今後の方針を考えてみたいと思います。
まずは、NOTEを始めてから今日までの全期間での「View数」のベスト5記事をあげてみます(数字が少なくて恥ずかしいので実際の数値は隠させてください)。

1位 20221202 櫛田神社の夫婦恵比須大祭 ~準備段階篇~
2位 20221203 櫛田神社の夫婦恵比須大祭 ~千座式(お膳すわり)篇~
3位 20221119 祭とカメラマン
4位 20221201 祭の参加と見学を分けるもの
5位 20221130 それぞれの神輿,それぞれの山笠,それぞれの舁き方

 1位と2位は櫛田神社の夫婦恵比須大祭に関するものでした。

 これはおそらく夫婦恵比須大祭というあまり記事になっていない祭について取り上げたので「目新しさ」でView数が伸びたのかと思います。また、山笠関係で有名な山笠ナビの中の人がTwitterでコメントしてくださったのでそのフォロアーさんに診ていただけたのだと思います。
 
 3位は祭の主催者へのインタビューに基づいた論文の中から、「祭の主催者がカメラマンをどうみているか」の部分を抽出したものでした。

 おそらく祭を写すのが好きなカメラマンも「自分がどうみられているのか?」の関心が高いのだと思います。自分自身祭の写真を撮るのが好きな人間で、「おそらく迷惑がられているだろうなあ。」という気持ちで論文を読んだのですが、その論文のインタビューにおいてですが意外と嫌われてないことが分かったので、カメラマンとしては「読んでうれしく思えた記事」だったのではないかと思います。そのためか、この記事が一番「スキ」の数を多くいただけました。

 1~3位の共通点を探ると「他のところでは書かれていない独自性を得ることができた」があると思われて、やはりそうしたオリジナリティを達成した記事が目を引くことができるのだなあという当たり前の事実を理解するとともに、それを実現することの難しさを痛感しもしました。
しかし、1~3位の内容は「祭」に関するものではなく「祭心理学」に関するものではないので、この1~3位の記事の内容にとらわれすぎてしまうとあまりよろしくないと思います。このNOTEの前にしていたブログでも「ラーメンの紹介記事はよく読まれる。」ことよりラーメンの記事ばかり書いていたことがあり、それでラーメン関連の知り合いもできていったりしたのですが、仕事に寄せることができず迷走したことがありました。『ラーメン心理学』とか書いてみたいのは確かですが(笑)、祭心理学よりあきらかに実現可能性は低いかと。

 話を祭心理学に戻すと、4位と5位は祭心理学の方針を考えるのによいものが来たのではと思います。

 4位の「祭の参加と見学を分けるもの」は、実際には引用した論文の内容はタイトルからは外れているのですが、「参加するか見学するかの予測」という個人差がテーマになっている点で心理学的ではあるし、これを予測できる独立変数を明らかにしていくのは意義があると思われます。
 5位の「それぞれの神輿,それぞれの山笠,それぞれの舁き方」も、実際の論文で書かれていたのは山笠とは関係ありませんが、集団アイデンティティの形成やその発揮の過程などでの考察が有効なもので、これも心理学的なものだと思われました。
 そういう意味では、あたりまえですが「他の研究分野の概念ではあまり説明できなかった祭の中で起きる現象などについて心理学的な概念で説明を加える。」という内容がやはり求められているのだろうし、それが「祭心理学が提供できるオリジナリティ」なのだと思います。この結論自体は当たり前ですが、View数にもそれが反映されていると考えてもいいのかもしれないなあと。
 「他の人が書いていない。」「他の分野では無理な心理学ならではの視点の提供」なんてオリジナリティという一番厳しいハードルがNOTEの記事でも求められるという厳しさの前に正月で緩んだ心はひるんでしまいますが何とか頑張りたいと思います。今日ではなく明日から(笑)。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?