子どものアトピー治療|悪化因子を退治せよ②
悪化因子と対策
<接触アレルギー>
外用薬や消毒薬、シャンプーやリンス、金属、香料、化粧品などに対する接触アレルギーで皮膚症状が悪化することがあります。
接触アレルギーによる症状としては痒みを伴い、赤くなったりぶつぶつが出たり、赤く皮膚が膨らんだようになったり、アトピー性皮膚炎の症状に似ていたり似ていなかったりで医師でないとなかなか鑑別が難しいです。
以前、何のかは忘れましたが症状的にも接触アレルギーだと思って受診したらアトピーが悪化していますと言われて驚いたことがあります。
アトピーと接触アレルギーの鑑別は素人には難しい・・・
子どもに対して日常的に使うものとしては、保湿剤、消毒薬、ボディソープ・シャンプー・リンス、虫除けリングや虫除けスプレー、日焼け止めなどが挙げられます。
手づかみ食べをする時期(我が家は小学生でも手で食べ物を触ったりしますが・・)では食物によるアレルギーも出たりします。
おもちゃや花粉も接触源となります
<接触アレルギーへの対策>
アレルギー反応が出るものとの接触を避けることが一番ですが、分からない場合は
血液検査でアレルギーを特定したり、パッチテストをすることが有効です。
おもちゃなど日常的なものではなかなか特定ができないので、観察するしかないのかもしれません。
皮膚科に受診すると皮膚症状に合わせてアレルギーのお薬やステロイドが処方されるので指示のもと塗布したり内服したりします。
アトピー性皮膚炎でステロイド治療をしていたときは、元々ステロイドの処方があったので、適宜塗布していました。
アレルギーって乳幼児の間は保育士さんや幼稚園の先生とも連携しながら、早期発見や原因の特定ができたりしていましたが、小学校に入るといつ・どこで・何のアレルギーに遭遇したのかがよく分からなかったり、発見が遅れたりすることが多いなと感じます。
一人でお風呂に入って出るようになると親がお肌を見る機会も少なくなるし、本人も症状はあっても親に伝えずに気づいた時には酷いアレルギー反応が体に出ていたりして驚くこともあります。
保湿ケアも乳幼児の頃に比べると親が手伝うことが減りますし、かといって自身で保湿ケアをすることもないので皮膚バリア機能が低下することで皮膚のトラブルが生じやすいのかもしれません。
幼児から小学生低学年の間に子ども自身で身の回りのことができるようになるのと同じように、保湿ケアしていくことも説明しながら自身でできるように関わっていかなければならないのだなと改めて感じました。
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