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大津港(平潟温泉)
地方創生のお問い合わせがたくさん来るのだが、正直にいうとあまり答えきれていない。理由は大きく分けて2つある。
1.観光地としての魅力があまりない
2.無人化の強みがいきない
1は当たり前だが、呼ぶ手法が仮にオンラインになったとしても観光地としての魅力がない場所に人は呼べない。
2は結構難しい。素晴らしい観光資源があるが、機能としての宿泊施設のみを提供する際に周辺の観光サービスへのアクセスがどのくらいあるかが重要になってくる。
例えば当社のS-villaは那須にも多く出店をしているが、那須サファリパークやペニーレイン(美味しい名物パン屋)などが周辺にあり、機能として宿泊(もちろん BBQくらいはあるが)+周辺の観光サービスでお得に大人数での体験ができ、無人化の強みが生きる状況がある。
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週末、遠出をしようということで大津港(北茨城)の砥上屋旅館というところに伺った。東京から3時間、特急なので乗っている間に仕事もできる。
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大津港はあんこう鍋が有名で、夜はあんこう鍋、朝も豪勢な朝食をいただいた。そして温泉も貸切になっており、これで一人当たり15,000円、全国旅行割等を使うと一人9,000円という破格のお値段だ。
一昨日のアパホテルの歌舞伎タワーの金額が26,000円程度だったのを考えると本当に破格である。
本題に戻ろう。
海の幸も温泉も素晴らしいし、東京からのアクセスも悪くないこの地域だが、S-villaで出店できるか?ということを考えると難しそうである。
今回この宿に泊まろうと考えたのはこのtweetがきっかけである。そして、予約前に調べていくと素敵な旅館+最高のあんこう鍋+温泉というトリプルな要素で予約を決めた。裏を返せばそのくらいの魅力がなければ、このエリアの他の観光サービスが豊富でなければ予約をすることはなかったと思う。
実際大津港の駅についてセブンイレブン以外の店が全て閉店をしていたのをみて、良い宿を取っていてよかったと安心したものだ。
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砥上屋旅館は現在1日3組しかお客を取らないそうだ。
シャッター街が広がるこのような街こそ無人化の恩恵があるかと思いきや、そこまでの状態になってしまうとサービスを宿で提供しないと集客が厳しくなり無人化ができないというジレンマを抱えてしまっている。
真鶴に行った時にも感じたが、素晴らしい観光アセットがある場所でも、現地でサービスを調達できないくらい廃れてしまった観光地ではなかなか展開ができない。
サービスなので無人化はできないが、共通化効率化を通して省人化されたサービスのパッケージを今後の展開を踏まえ考えてみたい。
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