自分のために生きていきたい
高校からの親友が大きな決断をしたらしい。
ネガティブな内容ではないのだけれど今後の人生に大きく関わる程度には規模が小さくないものだった。私は先日からその悩みについて相談されていて、私なりの意見を交えたアドバイスと背中を押すような言葉を贈った。そしてその数日後、「やってみる事にする!」というLINEが届いた。
人生は選択の連続とよく言う。
小さい選択はもはや無意識に出来てしまうせいで普段は気にも留めなかったり。大きい選択は悩んで悩んで結局は結論が出なかったり。かと思えば周囲を驚かせてしまうほど二つ返事で即決出来てしまう時もあったり。
今回の件や友人の結婚・出産報告とか、誰かの門出を知らされる度に素直に祝福出来ない自分が醜いなと思った。(勿論相手にはちゃんとおめでとうと言っているけれど…)
定期的に彼女から愚痴を聞いているので夫婦間の問題や子育ての苦労もある程度理解している。その一方で、結婚して子供を産んで育てている彼女を「幸せを手に入れている側の人間」と考えてしまう自分は確かに居て。悩みを聞いてほしいと言われその内容を聞いた時、「何でもう既に手に入れてる側の人にそういうチャンスが巡ってくるの?(私には来ないのに)」と思ってしまった。
どす黒い妬みの塊のような感情。
でもつまりそれって、単純に、「悔しい」って事なんだと思う。
私だって幸せになりたい。自分にとっての幸せが何なのか探している最中だけど。
嬉しい報告をしたい。相手の嫉妬なんてお構い無しに手放しで喜びを爆発させてみたい。
…なんて、さ。大袈裟だろうか。
私の中には、湧き出てくる感情を無視した事で行き場を失った言葉たちが本当にたくさんある。吐き出してしまわないと抱えきれなくなって消えてしまいたいと思ってしまうって分かっているはずなのに。
私は、私と向き合うのがとても怖い。
でもそろそろ腹を括らないといけない年齢に差し掛かってきたんだと感じながらここ数年を生きている。いや。数年、ただ経ってしまった。
今までは漠然とした悩みや不安を一緒に時間を共にする事で中和してくれた人達が新たな人生を進み始めているにつれ、自分自身で自分を甘やかしたり叱咤したりするしかなくなってきている。それほどまでの危機感が確かにある。
ーーーなので。
1泊2日、ホテルに籠って自分と向き合う時間を作る事にしました。(先月のうちに宿泊予約済)
これ以上、自分で自分を蔑ろにしては駄目だ。もっと自分を知って、認めて、許してあげよう。そしてちゃんと、自分を好きになりたい。でも何をどうしたらいいだろうと堂々巡りの迷子はありのままの気持ちをそのまま検索窓に入力(笑)
すると、私の背中を優しく押してくれる存在を見つけました。
ああ、自分と同じように悩んでいる人はいっぱい居るんだなぁ。私だけじゃないんだ。悩みの種類や数は人それぞれだけど、この出会いを通して私も他の悩んでいる人達もこれから前向きになっていけたらいいよね。そう思えました。
作り手さんの優しさが伝わるような言葉の数々を読んだその日のうちに購入を決めて。
そして先日、丁寧に製本されたノートが届きましたよー!
最初の1~2ページだけ覗いてみましたが、言葉の言い回しだったりレイアウトの工夫など、自分と向き合う人達への心遣いが詰まっていて凄く嬉しかったです。
これから自分とじっくり向き合うのが楽しみ!
それから。
私はしいたけさんの占いのファンなのですが、下半期の占い内容にこんなものがあったのです。
しいたけさんの言葉は、俯いている私に「でももしかしたら○○かもよ?」と細やかな光を与えてくれる。(本当にいつもありがとうございます毎週の楽しみです…!)
連絡ツールが普及した今、手紙を書く機会はほぼ0と言っていいぐらいなくなりました。だけど手紙を書いていた当時、「どんな事を書こうかな?」「どんな返事が来るだろう?」と考えて筆を走らせるのはとてもわくわくして凄く嬉しかったのをしっかり覚えている。
あの感覚を思い出せたら、この形容しがたいもどかしさや何かを燻っているような気分が少し晴れるかもしれない。
そんな期待のような予感を覚えて、何十年かぶりにレターセットを購入。
この世界の何処かに居る○○さん宛、そして何年後かの自分へ向けて、2つ。
同じ売り場に展開されていた万年筆も思わず欲しくなっちゃいましたが、まずは気軽にいつも使っているボールペンで挑みます(笑)
なので今回計画しているホテル滞在では
・ノートで自分と向き合う
・手紙を書く
この2つをやろうと思っています。
正直1泊2日では時間が全然足りない気もしていますが、まあそれはそれで第2回、第3回と続けてみるのも面白いかもしれないとも思ったり。
また何かに悩んだり迷ってしまった時の為に自分の状態を更新していかないと、自分が戸惑ってしまうだろうから。
自分を知るきっかけも目的にして実は数ヶ月前に1人で鎌倉旅行に行ってきまして。(唐突な事後報告)
サムネイルは自分用のお土産で買ったアクセサリーの写真です。単純に欲しいと思ったし旅行の記念にとあまり深く考えずに購入したのですが、もう1人の親友に旅行話を聞いてもらった時に「見る度に楽しかった旅行を思い出せるからいいね」と言ってもらえて。
形として残る思い出を持って帰る事が出来たんだな、そういう事を自分で選ぶ事が出来たんだなと嬉しくて、自分が少し誇らしく思えました。
1人行動をすると寂しさを感じる時もあるけれど、そのおかげで気付く事もたくさん出てくるなぁと染々思う。
例えば鎌倉旅行では人気の観光地という事もあって案の定カップル家族友人同士がわんさか居る中で、一方自分は1人で虚しいとか恥ずかしいとかそういう感情が出てきてしまうかなと不安になっていたのですが……全然そんな事はなかった。普通に楽しめました(笑)
はたまたつい最近立ち寄った居酒屋では、周りの楽しそうな話し声に囲まれてボッチの寂しさをひしひしと感じて泣きそうになったり(笑)
…うん。1人での楽しみ方もいくつか分かるようになってきたけれど、何だかんだで今はやっぱり寂しい気持ちの方が強いかもしれません。
本当は、旅行から帰ってきた後やホテル滞在が終わった後に「こんな事がありました」という内容で投稿しようかと思っていたのですが、それだと誰かに披露する為の取り繕った言葉になってしまうから。
現状の気持ちを打ち明ける勇気を持つ為の訓練として、まずは、第一歩。
いや~久しぶりの投稿でかなり長くなってしまいました。一体どれだけ溜め込んでいたんだろうとw
だけど、言葉にしないと分からない感情もありますね。正に今それを実感してます(笑)
さて。
明日もまた新しい自分と会えますように。