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小さいバッグと、私。

「いつも鞄大きいよね」
その友人からの一言がきっかけだった。
まあこんな大袈裟な言い回しをしたけれど荷物が多い故に大きいバッグを持っている私の歴史はかなり長く、今更気付きを得た訳ではない(笑)
では何故今回はこの話題なのかというと

欲しいバッグを見つけた。
しかしそのバッグのサイズは私にとってやや小さめなのであった…。

(※わざわざ大文字にして言う事ではない)


小ぶりのバッグって最近流行りじゃないですか、多分。なんなら年々小さくなってるじゃないですか。で、雑誌の写真とかで見るとね、それはそれは可愛いんですよ。あ~いいね~って思うんですよ、感覚ではね。ーーーでもさ、

     そのミニスペースに何が入るの??

見る度に反射的に脳内テロップが出てしまう。
分かってます、実用性じゃないんですよね。スマホぐらいしか入らなくても可愛いバッグを持ちたいから小さいバッグを持っているんですよね。
そもそも私、荷物が多い云々已然に手ぶら(に近い状態)で外出する事が出来ないので、財布片手にランチに行くみたいな光景を見ると勝手にヒヤヒヤそわそわしてしまいます。身軽への道のりは険しい………


では気を取り直してまずは現状の確認からしていこうと思います。

【普段のバッグ(A4トート)の中身】

・財布(長財布)
・手帳(B6サイズ)
・ポーチ①(ハンドクリーム、消毒スプレー、手鏡、絆創膏)
・折り畳み傘
・ポーチ②(アレの時用のやつ)
・エコバッグ
・ハンカチ
・ティッシュポーチ
・メイクポーチ(毎回ではない←おい)
・カードケース
・通帳

・パスケース(バッグに付属)
・スマホ(コートなどのポケットに入れる)
・家の鍵(同上)
・ワイヤレスイヤホン(同上)

わあ~すごいいっぱいある~!(小並感)
箇条書きにすると余計に物の多さを感じますね。

先日思い切って部屋中の要らない物を捨てまくった時に「私のバッグが大きいのはきっと元々断捨離苦手人間だからだろうなぁ」と染々感じたのですが。それってつまり心配性というか、決断力の弱さの表れでもある気がする。
「雨が降るかもしれない」「怪我をするかもしれない」「これがあったら便利な時もある」とか。いつかは使うかもしれないと考えて捨てられないまま何年も経っている。

でもそんな私でも、やっぱりやっと気付いたんですよね。そういう物たちは1年間全く活躍の場がなかったりだとか、そもそも持っていた事自体を忘れていたとか。長年居座っていたそれらは100%必要ではないけれど、持ってたらラッキーぐらいのレベルでしかない物でした。
『手放す』という考えに行き着くには「ならいっそ無くてもいいんじゃない?」と思えるようなフラットさも必要だったのです。

「欲しくなったらまたその時に買えばいいじゃん」
最近はそう頭の中で自分に言い聞かせながら物を捨てるようにしています。
この考え方が出来る点が大人のいい所ですよね、カネに物を言わせるやつ←


ーーーという訳で話を戻して、ひとまず自分なりに必要無さそうな物を何個か除いてみます。


厳選①

・財布(長財布)
・手帳(B6サイズ)
・ポーチ①(ハンドクリーム、消毒スプレー、手鏡、絆創膏)
・エコバッグ
・ハンカチ
・ティッシュポーチ

元の多さからほぼ半分に減りましたね。(だけど小物類の柄とか系統の統一性の無さが凄く気になる…)

減らした物の理由としては、
・ポーチ②
→薬の力で安定させているので急に…という心配が今はない
・メイクポーチ
→化粧直しに必要な物だけ単品で持っていれば平気
・カードケース
→たまにしか使わないカードしか入っていない
・通帳
→お金を下ろすにしても毎日ではない

ざっとこんな感じです。


ちなみに。
ビッグバッガー(※バッグが大きい人の意)の私も小さめのバッグも一応持ってはいまして。
厳選①の物は入りきりました。↓

縦17㎝×横22㎝×マチ7.5㎝ぐらい(★)
折り畳み傘ぐらいならまだ入りそう


物の数は減らせたとはいえA4トートから半分ぐらいまでしかサイズダウン出来ていないので、ここから更に絞れるかどうか考えてみます。

候補としては、
・長財布を2つ折り財布に替える
・手帳のサイズを小さい物に替える
・ポーチ①の中身をそのままバッグに入れる(⇒ポーチを使わない)

このくらいでしょうか。
こだわりが無ければ容易にサイズ変更出来るし、なんなら両方ともデジタル化出来る要素でもあるんですよねぇ。(支払いをスマホ決済にしたり、予定をアプリで管理したり)
ただ、1つ目と2つ目は出来れば替えたくないのが本音です。2つ折り財布だとお札が必ず曲がるし小銭が多いと見た目が不恰好になってしまう。手帳は小さいと書きずらいし何となく味気ない。(しかも来年の手帳を同じサイズでもう買ってしまっている)

強いて言うなら財布の方は妥協出来る範囲ではあるのですが、文字を書く事自体が好きなので手帳のデジタル化はほぼ私の選択肢にはないのです。
けれど、改善候補3つを全てクリアした場合、今持っている小さめバッグの “更に半分ぐらいの小ささ” のバッグを持てる事が出来るのではないだろうか。単純に考えれば。



じゃあ、ちょっと思考を変えてみよう。

※場面転換の写真


【どんな場面なら小さいバッグでも大丈夫と思えるのか?】

(★)の物よりも小さいバッグを持つ場合、今使っているB6サイズの手帳は入らなくなる。予定をスマホ管理していない私は次回の予約を取る際など未来のスケジュールを確認する為、 “通院時” には手帳は必需品だ。
逆に言えば、友人と遊ぶ時や1人で買い物などに出かける時に手帳を持ち歩く必要はないという事だ。(次に会う約束を決める時は後日確認とさせてもらおう)

もっと言うと、誰かと会ったり何処かに出かける時=オシャレしたい気分だという事でもある。
「そのバッグ可愛いね!」「ありがとう~♡」のやり取りがしたいのだ(笑)


ーーーさて。
今持っている小さめバッグ、果たして何年使っているだろうかと思い返してみる。
物持ちの良さのおかげで壊れなどはないがそれなりに色がくすんできている。使えなくはないが出番は極端に少ない。…何だか物凄くデジャヴである。

いつかは使うかもしれないと考えて捨てられないまま何年も経っている。

数行前の発言より引用


おい、まさにこの状態じゃないか。
多分「新しいバッグが欲しいな」と思う度にこのバッグを手放すタイミングが来ていたんだろうな。(その度にまあいいかで終わらせてしまったのだけど)

そう言えば、以前片付けのコツをまとめてあるブログを読んだ事があって。そこにはこんな事が書いてありました。

「使える/使えない、必要/不要で判断する事も重要だけどもっと大切なのは今でもその物に『ときめく』かどうかです」

正直読んだ当初は『ときめく』というワードにピンと来なかったのですが、(なんなら「恋愛以外で使われる事あるのかー」と呑気に感心した←) それなりに歳を重ね、本当に自分が好きだと思う物や、流行よりも自分の感性を優先して買い物をするように変化してからは『ときめき』の大切さが分かるようになりました。

そして、このバッグに今でもときめくかと聞かれると…残念ながら答えはNO。ときめきの期限切れですね。

自分と向き合っていくと何らかの方向性というか軸みたいなものが定まっていく気がするのですが、その分、変わるものっていっぱいあるんですよね。
好きな食べ物、克服した食べ物、目指したいファッション、好きになった色、やっぱり苦手な柄、落ち着く場所、見てみたい景色etc…

買い物をする時は “飽きずに長く使える物” を基本的には判断材料に含めるのですが………

飽きる時は飽きる!だって「いいな」と思った日から時間が経って好みが変わってしまう事もあるのだから!(笑)

(飽きるとはつまり、ときめかないという事なのだ…実はこいつら類義語だったんだ…)

あと、大人になるとTPOというワードがやたらちらつくようになると思うのですが、

オシャレをする=テンションが上がる
テンションが上がらない=(自分にとっての)オシャレじゃない
テンションは上がらないが気分を害さない=身だしなみ、マナー(?)

色々分析した結果、こんな謎の自己流等式が生まれたりしました。
何となく共感していただけたらと嬉しいです(笑)

大人になると心が窮屈になっちゃうね





はい。話が大きく反れましたが、
まずは少ない荷物で出かける事に慣れるところからと数週間実験でもしようと思ったのですが、、、

しゃらくせえ!!いっそもう先に買ってしまえ!!!

(ぶっちゃけ面倒臭い!!時間は待ってくれないのだから善は急げ!思い立ったが吉日だ!)

って事で、自分へのクリスマスプレゼントという体で買っちゃいました(笑)

はい可愛い。優勝。

もうね、ほぼ一目惚れでした。
ネットで色々調べつつすぐにゲットしたい気持ちが強かったので店舗在庫ありきで調べ、前日に下見をし、翌日入店後ものの10分で即購入。
ときめきの力って凄いですね。

それに、
「可愛い物は可愛いし欲しいなと思うけれど子供っぽく見られるのは嫌だし、かといって背伸びし過ぎてそのアイテムだけが浮いてしまっても困るし、でも年相応な落ち着いた雰囲気は出していきたいんだよな…」
という30代の女心の我儘願望をこのバッグは絶妙なバランスで両立させてくれる気がする。

サイズは縦14.5㎝×横19.5㎝×マチ6㎝。
そうです、今使っている長財布が入りません。
この間友達と出かける予定があってその時に「これ買ったんだいいでしょ~♡」をやるつもりだったのに出来ませんでした。まあ仕方ないのでまた今度やります(笑)

~~~~~だがしかし!!
このままではせっかくゲットしたこの小さめバッグで外出が出来ない(というか財布を入れる為に別のバッグしか使えない状態になる)じゃないか…!

という訳でついでに財布も新しいやつを買いました。(えっ)

可愛い。優勝。(2回目)

バッグと同様に「この財布いつまで使おうかな」とぼんやり日常的に思っていたり、金運の事も踏まえて「そろそろ買い替えるべきかな」と考えていたところだったのでいい頃合いだったのかもしれません。
(確認したら8年も使ってた…流石に開運の恩恵枯れてそう……)

同じ形で色違いもありましたが、緑が圧倒的に可愛い過ぎた。私が撮った写真だとマジで全っっ然分からないですが、緑だけバイカラーみたいになってるんですよこれ~!可愛い~~!
これまた一目惚れでしたね。私は物に一目惚れしやすいのか…?(笑)

そして更に。親切に対応してくださった店員さんから有益情報をゲットしました。

2024年1月1日は『一粒万倍日』と『天赦日』と『天恩日』が重なる “最強開運日” らしいのです!

一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)とは...
一粒のモミが万倍に実る日として、古来より種まきに適した日と言われてきました。このことから、その日にお財布に入れたお金が万倍になって返ってくるので、お財布を使い始めるにはとても良い日とされています。

天赦日(てんしゃにち)とは...
その字の通り『天がすべてを赦(ゆる)す日』で日本の暦の上で最上の吉日とされ、何をやってもうまくゆくとされています。
この日に始めたことは“成功する”といわれている年に数回しかない貴重な最高の開運日となっています 。

天恩日(てんおんにち)とは...
天の恩恵で全ての人が福を受けるとされる最上の吉日で、5日連続で訪れます。
この日に金運にまつわる神社を参拝すると金運が上がるとも言われています。

gentenオンラインショップ特集ページより引用


こんな日があるのならあやかる一択ですよね。
という事で来年1月1日に使い始めるべく、今は大事に眠らせております。newバッグも一緒に出番を待ってもらおうと思います。



【なんやかんやの検証(?)結果】

今回、 “バッグおよび財布のサイズダウンに成功しました” !やったぜー!
年末らしく予想以上にお金を使ってしまいましたが全く後悔しておりません(笑)


2024年が、これからよ未来がより楽しくより素敵なものになりますように。
色んなときめきに出会えますように。

2023年も残り数日、頑張るぞー!