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1 コロナ太り以後

1年前のことを覚えているだろうか?「ステイホーム」の合言葉のもと、誰もが家でゴロゴロする事が正当化された。その結果としてもたらされたのが、コロナ太りと言うやつである。6月に入ってからは少し動くと息切れを感じるようになり、いよいよ危機感を持った。そこで昨年7月1日から、私は「コロナ太り解消シェイプアップ大作戦」を開始したのだった。
 
基本方針は、いたずらに体重減少を目指さず、体脂肪を落として筋肉量を増やす。つまりは太らない体をつくること。肉体改造だ。幸いな事に私のfacebook友達の中には、鹿児島県庁に勤務する県内でも指導的立場にある保健師さんがいて、私が「シェイプアップします」と宣言した時からコメント欄で逐次アドバイスをいただく事が出来た。
 
食事内容では糖質を適量に抑え、一食の量を腹八分目で納めるようにした。運動は主に筋トレで、プッシュアップ(腕立て伏せ)、腹筋にはアブローラーという過酷なマシンを使い、屋内で懸垂ができるように懸垂バーを設置した。プロテインを摂取してトレーニングの成果が無駄にならないようにした。
 
筋トレの世界には「超回復」という言葉がある。昔はトレーニングと言えば『巨人の星』のように、毎日欠かさず過酷な特訓をするイメージがあったが、今は違うのだ。筋肉に負荷を与えると筋細胞が壊れ、それは翌日の筋肉痛となって現われる。壊れた筋細胞が修復されるには48時間〜72時間を要するといわれ、修復後の筋肉はトレーニング前よりも太くなる。これが超回復だ。修復前に次のトレーニングをしてしまうと、筋肉はどんどん痩せていってしまう事になる。つまり、トレーニングとトレーニングの間には、3日ほどの休息が必要なのだ。
 
筋肉がつけば基礎代謝量が上がり、脂肪燃焼にも加速がつく。私はさらに、有酸素運動として縄跳びをして脂肪燃焼に追い討ちをかけた。
 
さて、間も無くシェイプアップ生活は1年を経過する。もちろん、地道なトレーニングは嘘をつかない。如実に結果が出た。私はいまムキムキである。当初は本当にこれで結果が出るんだろうかと疑問に思うこともあったが、これはどんな作業でも同じで、自分の毎日のルーティーンを信じ抜くことが堅実な結果となって現れる。1年を経て、私は肉体改造に成功しつつある。

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