年明けの奄美大島にて

年明けの奄美大島は穏やかだ。気温が18度前後で推移して爽やかな快晴が続いている。50代の半ばを過ぎて、正月だからと言って以前のように「今年こそ」などと肩肘張って決めつけることも無くなった。自分の執着より日々の善き縁を大切にしたい。
　
いつの頃からか駅伝を観る事が正月のメインイベントになった。義父が健在だった頃は近隣の親類が来宅して昼間からビールや焼酎を飲みながらああだこうだと言いながらの駅伝鑑賞であったが、義父が亡くなってからは親類の来訪も減った。私は酒飲みだが一人で昼間から酒を飲むことは無い。愛犬をじゃれつかせながら、穏やかな2024年のはじまりを楽しんでいる。
　
米寿を迎えた義母は元気で、天気が良ければ畑作業へと出掛けて行く。北海道で暮らす傘寿の母は、80という年齢の響きにすっかり弱気になってしまった。今年も早いうちに帰省して心配事を片付けてあげたいと思っている。