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# 説明と同意の大切さ

夜、歯磨きをする前に必ず歯間ブラシを使う。
以前、顧客からの依頼で歯科医院向けの動画コンテンツをたくさん制作したことがあって、その中に歯周病予防についてのものもあった。
 
歯周病の主な原因はプラーク(歯垢)で、歯間や歯と歯茎の間に溜まったプラークは、歯磨きだけでは落とすことが出来ない。これまで歯間ブラシを使ったことの無い方は、一度使ってみることをお勧めする。歯間には、いつのものとも思えぬ粘液化した食べカスが、これでもかと言うくらい溜まっている。歯間ブラシによって、この物体を除去する事が出来る。その際、間違ってもこの物体の匂いを嗅ごうなどと思わない事だ。失神する。
 
このプラークに繁殖する菌が、歯周病の原因だ。だから、歯間ブラシを適切に使用する事で、歯周病は予防出来る。現に歯間ブラシを使用し始めてから、歯痛で歯医者に行くことは無くなった。
 
しかしそれでも、どうしても落とし切れないプラークというのがあって、年に1回は歯医者で除去して貰うことが推奨されている。
 
別に今回、歯槽膿漏予防の話をしようと思ってこれを書いているわけでは無い。実は昨晩、件の歯間ブラシを使用している最中に、差し歯が取れた。それで久々に歯医者へ行ったのだった。
 
3~4年前から、差し歯が外れる度に行っている歯医者がどうにも自分に合わないような気がして、今回初めての歯医者へ行ってみた。そして驚いた。これまでの年配の歯科医師さんとは違って、活きの良い若い医師が数人いて、何しろ説明が細やかだ。ぶっきらぼうに「はい、綿噛んで~」などとは言わない。「今入れたところを安定させますので、少しの間これを噛んでいて下さい」
他の指示も同様で、必ず、なぜそれをするのかを説明してから治療を行う。その態度は歯科医師だけでなく、衛生士にも徹底されていた。安心感がある。なぜ今までここに来なかったのかと思った。
 
よしここで、長年の悩みだった噛み合わせの相談もしてしまおうと思った。診療科目に「インプラント・マウスピース矯正」とも記されていたからだ。
 
駐車場が無く、一回の治療で2~300円の駐車料金が掛かるが、それを支払って余りある満足度だ。説明と同意の大切さを思った。

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