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50 Have a happy new year !

「早いねえ」「あっと言う間」と言う声があちこちから聞こえて来る。これもまた年末の風物詩なのだろう。早いねえ。今年はここに、先週までで49本、55,447文字の記事を書いた。400字詰め原稿用紙に換算すると139枚だ。学者先生の論文に比べると大した量では無いが、一般人が日常の中で100枚の原稿を書こうとすると、ちょっとした推進力が必要になる。編集長から「原稿まだ〜?」と催促の来る、ありがたい場を頂いている事に感謝するしか無い。
 
年間を通して語りたかった事は、ただひとつであったように思う。それがうまく表現出来ずに苦闘した痕跡が、この49本の記事であったとも言える。ただひとつの語りたかった事とは、「暮らしやすさ」もしくは「生きやすさ」と言う事だ。
 
生きづらさの原因を自分の外に求めた場合、それは狂気とか病気と呼ばれてしまう。外にあるのはあくまでも縁であり、原因はどこまでも自分の思考パターンの傾向性にある。元首相を銃撃した犯人は、その動機を自分の外の「誰か」や「何か」のせいにした。しかしその「誰か」や「何か」は縁であり、原因では無い。誰もが、それがなぜ銃撃に繋がるのかと疑問を抱いたはずだ。原因はどこまでもその歪んだ思考パターンにあるのであって、それはやはり狂気と呼ぶしか無い。テロリストの言い分をまともに取り上げてしまったマスコミもマスコミだが、それを政治利用しようと躍起になる政党も政党だ。テロを起こせば言い分を聞いて貰えると思う阿呆が今後も出現しかねない。
 
脱線した。クリスマスにも埼玉で悲惨な事件が起きてしまったが、これもまた近隣トラブルを飛躍した行動に移してしまう思考パターンの問題なのである。狂気はあらゆる所に存在する。縁によって狂気が行動化されるのであれば、課題は縁の質を変えることにある。
 
自分自身の2022年は、地域づくりに徹した1年であった。地域づくりとは言ってみれば、縁づくりである。「暮らしやすさ」とか「生きやすさ」とは、人の悪心が発動しない、良い縁に囲まれていると言うことだ。割れ窓理論などと言うのも要は縁の話なのである。地域から割れ窓を取り除く。そして人の良心が発動する「善き縁」を備える。加えて自分自身が隣人にとっての善き縁である事だ。理想論ではない。それが暮らしやすさ、生きやすさの基本なのである。それは今年も来年も変わらない。それでは今年はこのへんで。最後に一言。善き縁を! Have a happy new year !

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