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#46 ポメラ導入

仕事柄、1日中パソコンに向かっていることが多い。なのでキーボードにはこだわりたい。以前、会社勤めだった頃は与えられたキーボードでおとなしく仕事をしていたが、自営になってからは評判のHappy HackingキーボードやFILCOのキーボードを使っている。弘法筆を択ばずとはいうものの、私はそんなに立派な人ではないので、筆にはとことんこだわる。
 
さて、そんな生活をしているためか、ペンで文字を書くのが苦手になって来た。打ち合わせの際などノートにメモを取るのだが、「ここにキーボードがあれば」と何度思ったことかわからない。キーボードの方が断然早く記録が出来る。ノートパソコンもあるのだが、とっさの時にパソコンを開いてエディターを開いているうちに、「とっさの時」は逃げてしまう。
 
そこで登場するのが事務用品メーカーのキングジムが開発したポメラだ。「ポケット・メモ・ライター」を略してポメラ。ポメラの愛好家を巷では「ポメラニアン」と呼ぶ。開くとすぐに編集画面が現れて、さっとメモを取ることが出来る。2008年に発売された頃から気にはなっていたが、パッと見た瞬間に「これは使えないな」と思ってしまうデザインだった。そうこうしているうちに15年の年月が過ぎ、時代もポメラも進化した。昨年発売された最新型は、デザイン、スペックともに納得のいくものになっていた。
 
ポメラは、要するにワープロ専用機である。ネットにも繋がらず液晶もモノクロで、書くことに特化したマシンである。メールも届かず訳のわからない通知も表示されない。だから書くことに専念できる。代を重ねるうちに愛用者も増え、今では小説家や脚本家、記者など書くことのプロにも愛用されている。
 
最新型はBluetoothでスマホやタブレットと連携を取ることが出来、外付けキーボードとしても使うことが出来る。スマホやタブレットでキーボードとして使えるのなら、MacともBluetooth接続して使えるのでは?と思いネットを検索するも出て来るのはスマホとタブレットの情報ばかり。ならば自分で試して出来なければそれはそれ、と割り切って、Amazonでポメラを購入したのだった。発売当初は6万円以上もしたのが1年を経て随分と値段がこなれて4万円弱で購入することが出来た。
 
無事にMacと接続して外付けキーボードとして使えることもわかった。そうして最初に書いているのがこの記事である。キーボードの打鍵感や静粛性などの出来も良く、いつも一緒にいたくなる。これは使える。

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