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不思議な話

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怪談と言ってしまうとちょっと違う。実体験ってそんなもの。科学ではまだ判明されていない、私の実体験および知人から聞いた話のいくつかです。
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2024年2月の記事一覧

#そんなふうに言うんじゃない

説明のつかない不思議な体験、一般的に「怪談」とか「怖い話」と言われてしまう体験を、私自身…

松尾 憲幸
6か月前
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【実話】 山荘にて

10年ほど前の事だ。 母と共に静内の伯母を訪ねた。その帰り道のことだ。 途中、浦河町を通る。…

松尾 憲幸
6か月前
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【実話】 ボタンを押す手

名古屋近郊の、80世帯ほどが入居する集合住宅に住んでいた頃の話だ。  妻の友人が小学校低学…

松尾 憲幸
6か月前

【実話】 防空頭巾の女の子

名古屋近郊の、80世帯ほどが入居する集合住宅に住んでいた頃の話だ。  私の住んでいた8階のフ…

松尾 憲幸
6か月前
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【実話】 何だか煙たい

名古屋近郊の、80世帯ほどが入居する集合住宅に住んでいた頃の話だ。  テレビを視たりして普…

松尾 憲幸
6か月前

【実話】 煙の充満する部屋

名古屋近郊の、80世帯ほどが入居する集合住宅に住んでいた頃の話だ。  近隣の街に住む叔母が…

松尾 憲幸
6か月前

【実話】 浴室前の男性

 名古屋近郊の、80世帯ほどが入居する集合住宅に住んでいた頃の話だ。 わが家では、以前から不思議な現象が続いていたのだが、間もなく、どうやら不思議な現象が起きるのはわが家だけではない事に気付いた。  わが家は8階で、フロアーには10世帯が入居している。そのほとんどの玄関先に、盛り塩がしてあったのだ。 ある日、わが家に数人の友人がやって来て、その中に霊感が強い子がいた。彼女の霊感は友人たちの間でも知られていたので、妻が彼女に尋ねた。 「ねえ、ウチ、何かいるっぽいんだけど○○ち

【実話】 わが家に入って行く男

名古屋近郊の、80世帯ほどが入居する集合住宅に住んでいた頃の話だ。 ある日、妻の友人が幼い…

松尾 憲幸
6か月前

【実話】 自宅に何物かを連れ帰ってしまった話

20年ほど前、岐阜県富加町の町営住宅でポルターガイスト騒動があり、テレビや週刊誌で大騒ぎに…

松尾 憲幸
6か月前
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【実話】 亡くなった友人が訪ねて来る

私が大学の夏休みに帰省した際に母から聞いた話だ。 夜中に両親の寝室を、誰かがノックするのだ…

松尾 憲幸
6か月前
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【実話】 亡くなった父からの電話

父が亡くなってしばらくした頃、母が複雑な事情を抱えた人から頼られ、その人の家を訪れること…

松尾 憲幸
6か月前
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【実話】 横断歩道の男の子

父が元気な頃だから10年以上前のことだ。 私の両親が市内の大通りを車で走っていた。信号の無い…

松尾 憲幸
6か月前
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【実話】 祖母のささやき

私が小学生の頃、父が野球の練習中に右手の中指を骨折した。それが治って間もなく、こんどは仕…

松尾 憲幸
6か月前

【実話】 生まれて来なかった姉の話

兄と私との間には姉が生まれているはずだった。しかし体の弱かった母は、医者から自身の命に関わるからと説得され出産をあきらめた。にも関わらず母は、兄弟がいなくては兄が寂しがるだろうとの理由で、翌年大変な思いをして男児を出産した。それが私だ。 昭和40年代始めの話であり、生まれてくる子供が男か女かなんて、出て来たものを観察するまでは誰もわからなかった時代である。なのにどうして私の前に生まれてくるはずだった人が姉であると言えるのか。 私が小学校5〜6年の頃、母が階段で転んで腰を打