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#9加算編①:初回加算ってどんな時に算定できるのか


まつながです。

訪問看護という分野に踏み出して
とても衝撃的だったことの一つに

自分たちのケアや働きが、

どのくらいの価値=値段で、

提供されてるのかがはっきりと目に見えたことがあります。

病院時代は、基本給があって、夜勤手当があって、
時間外手当てが、、あることは少なかったけど、、、。

約束されたお給料をもらえていて
自分たちの働きがそのくらいの価値=値段として
提供されていたのか
知ろうとも思っていませんでした。

訪問看護では、
看護師やリハスタッフのケア、働きに対して
どのくらいの料金で提供されるのかがはっきりと決まっています。

世間には、
医療者がお金の話をすることを快く思わない人たちもいるでしょうし、
同じ看護師の中でも、
同じように感じる人も少なくないと思います。

ですが、
少なくとも私は
訪問看護を続けていく上で
自分らの仕事の金額としての価値を知っておくことは大切だと思っていて
そこから、
ご利用者が訪問看護のサービスを利用する上で
実際そのくらいの金額を負担することになるかを知ることに繋がります。
訪問看護では、
負担する料金もきちんと正確にご利用者/家族に説明し
希望に沿ったサポートをできるように
ケアマネージャーをはじめとしたスタッフ全員で
ケア内容を考えていきます。

医療行為だけでなく、
経済面などご利用者が安心して生活していける手伝いをする上でも
自分たちのケアがどのくらいの金銭的価値なのかを
把握することは重要だと思っています。

さて、備忘録加算編では
訪問看護における利用料のうち「加算」と呼ばれる
利用料についてまとめていきます。一覧がこちら↓

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基本的な料金ですが、
訪問のたびに発生する料金とは別に
「加算」と呼ばれる料金が存在します。
種類にすると10種類くらいあります。
今回はその中の一つである
「初回加算」を整理していきます。

初回加算

初回加算とは、

訪問看護ステーションが新規に訪問看護計画書を記載したご利用者に対して、
初回訪問日の属する月に算定できます。

要は、
契約して、訪問が開始にになった月に算定できる加算になります。

ポイント1
新規に訪問看護計画書を作成した”というところでしょうか。
計画書の作成に対して算定できる加算なので、
当たり前ですが、計画書を作成していないといけません。
訪問看護ステーションでは
ご利用者に対して訪問看護計画書の作成が義務付けられているので
そもそも計画書がないことはあってはいけないこと
ということを覚えておきます。
自分たちのステーションとして
最初にサービスを開始した際に算定できるものであるため、
それまでに他所のステーションでサービスを受けていたかどうかは
関係なく、算定できます。

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