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EOS R7の耐久性ってどうなの?

買って早々長期入院したEOS R7

noteを始めてから3か月が過ぎましたが、ただひたすらEOS R7を推しまくっている記事ばかりを上げています。しかし自分の投稿をよく読んでみるとレンズのことにばかり言及していてEOS R7というカメラ自体のことには触れていないということに気づきました。

EOS R7 + RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STMレンズキット

EOS R7は発表と同時にCPSに注文を入れました。それ以前にEOS RとEOS 90Dを購入していましたが、実機を触ってから注文を入れると概ね半年待たされることになっていたので、EOS R7はCPS会員向けのタッチ&トライイベントも待たずに、2022年のSUPER GT鈴鹿戦でCPSスタッフの方に仮注文を入れ、翌週の火曜日に注文書を書きに銀座のCPSに出向きました。そして6月23日発売で手元に来たのが6月25日というスピード感でした。

購入に至る様子はAscii.JPで記事として執筆させていただいていますので、ご覧いただければ幸いです。

ほぼスペックだけで購入したEOS R7ですが、トラッキングのスゴさに感動してしまいます。ピントが合う合う。ヤバいくらいに合いまくります。それまで使っていたEOS 90DやEOS 5D Mk3は何だったのか?というくらいピントが合いまくり。

EOS R7 + EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMで撮影

しかし、8月に入ると不運が訪れます。なんと電源が入らなくなるというトラブルが起こるのです。
当然修理に出します。CPS会員は修理期間中に代替えのカメラを借りることが出来るのですが、なんとEOS R7は生産が追い付かず代替え機が用意できていなかったのです。そこで代替え機としてやって来たのはなんとEOS R3!

代替え機のEOS R3

ぶっちゃけ価格が3倍のEOS R3が代替えとなったのですが、視線入力が馴染めずに視線入力をオフにして使わせてもらっていました。いろいろとスゴイな、と使いながら思っていたのですが、今まで望遠系を使う仕事はAPS-Cを使っていたのでフルサイズ機だと焦点距離が足りなくなってしまいます。仕方なしにエクステンダー1.4で焦点距離を伸ばしますが、開放値が1段暗くなってしまいます。この時初めて200-400mm F4 Ex1.4の有用性に気づきました。

EOS R3 + EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMで撮影

EOS R3はなんだかんだ言って3ヶ月近く使います。何故かというとEOS R7の故障原因がEOS R7にとって初めてのことばかりだったとのことで色々と調査されていたようなのです。おかげでメイン基盤と電源部の基盤、シャッターユニットが入れ替えられて10月末に戻ってきました。

EOS R7 + EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMで撮影

戻ってきたときはR3を使っていたのにR7に戻れるのか?と思っていましたが、割とあっさり戻ることが出来ました。そしてこのR3とR7を2台使った経験から自分の仕事はR7で充分だ、と思うようになったのです。

意外と丈夫なEOS R7

修理から戻ってきてからはEOS 90D、EOS R、そしてEOS R7の3台体制で仕事をしてきました。しかしEOS 90Dは撮影コマ数は秒間10コマと高速でしたがSDカードへの書き込みが遅く、全部書き込んでから出ないと背面モニターでの確認が出来ないという状況でした。それに比べるとEOS R7は撮影直後にEVFで確認が出来るのでファインダーから目を離さずに済むところが大きく、撮ったものがすぐに確認できるEOS R7のおかげでEOS 90Dの出番は段々と無くなっていきます。

EOS R7 + EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM

EOS R7の撮影頻度がどれくらい上がったのか?EOS 90Dは2年半でシャッター回数が30万回。この間にシャッターユニットを2回交換しています。EOS R7は1年2ケ月で30万回。この間シャッター交換をすることなくこの回数に達してしまい、30万回を超えたところでメカシャッターが壊れてしまいました。EOS R7のシャッター耐久は20万回なのでそれを大きく超えてもまだ使えていたというところに、かなりの丈夫さを感じます。

シャッター交換の費用は通常で4万円ほど。これがEOS 1DXだったらミラーユニットもあるので12万円、EOS R3でも8万円程度かかると考えると、EOS R7は修理を含めたランニングコストも安いと言えるでしょう。

モータースポーツを撮影するフォトグラファーにとってシャッター交換は車検みたいなもので、1年から1年半で交換というのが目安です。そこまできっちりと壊れずに使えるというのが丈夫かどうかの評価のポイントなので、EOS R7は丈夫なカメラだ、と言えると思います。

初期に出た電源部の故障も、修理から戻ってきて以来一切出ていません。だいぶ調子がいいEOS R7は、今年に入ってEOS90Dをリプレイスする形でもう一台増えて2台体制。そしてレンズはEF-S18-200のリプレイスでこのnoteではお馴染みのRF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STMをつけています。

EOS R7 + RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STMレンズキットで松田蘭さんを撮影

最近ではRF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STMの優秀さにハマり、どんな撮影でもEOS R7 + RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STMレンズキットで出向くことが多くなってしまいました。

EOS R7ばかり誉めるこのnoteですが、筆者は先述通りEOS Rも使用しています。そのうちEOS Rについても触れていきたいな、と思います。なにせEOS Rは今年になってカタログ落ちしてしまいましたから。

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