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世界中が圏外

本当にもう助けてくれ。
WiFiの次は4Gか。

僕の愛して止まないiPhone7ちゃんが、
「もう疲れたよぅ」と言わんばかりに
4Gを受信しなくなってしまった。

数日前からの話である。
彼が4Gを受信しなくなってからというもの、
全てが億劫になっていく。
noteの更新、ツイート、調べること、その他諸々。

自分の家やどこへ行っても圏外なので、
もはやこれはiPod touchである。
WiFiがあるところでしか、
世界と通信出来ない。

これはいけない。
これはいけないので原因を探る。

携帯ショップへ駆け込む。
「うちの子を診てもらえませんか。」
「お連れさまはお席でお待ちください。」
「よろしくお願いします。」
深々と頭を下げ席に腰をかける。

ああ落ち着かない。
「そうだ、Twitterでもみよう」とポケットを探るが携帯がない。忘れちゃったかと後悔したが違う。携帯を渡したばかりだった。しまった。本でも持ってこればよかった。

ソワソワすること10分程。
お兄さんが帰ってきて、
「もしかしたら本体の問題かもしれませんね」
と衝撃的な言葉を言われる。
「そんな、この子はもう治らないんですか」
「そうですね、中古品とお取り替えするか、新機種をご購入いただくか、、、。」
そんな、3年間連れ添ったiPhone7ちゃんとこんな形でお別れするなんて。
「少し考えさせてください。」

そう言って店を後にした。

その後いろいろを含めて考えた結果、取り替えを選択することに。やっぱり生活に4Gがないのはかなり苦しいことだし、別れは寂しいがこれはもうしょうがない。

そうして再度携帯ショップへいくと、
ネットや電話から依頼ができると教えてもらったので、帰って電話で注文を行うことに。

電話をかける。
どんどん手続きが進むにつれ、
別れが鮮明に近づいてくる。
ああ、もうさよならをしてしまうのか。

買ったばかりのことを思い出す。
当時は最新機種で、当時にしてはカメラもとても画質が良く、それに自分は特別な色のレッドを買ったので、毎日がとても軽快に進むような気持ちだった。生徒会のメンバーに自慢して、iPhone6や5を使っていた友人に「まだそんなの使ってんの」と煽っては追いかけられたことを覚えている。

月日は流れ、今の最新機種はiPhone11。
あれから4世代も増えてしまった。もう今や自分が煽られる側で、追いかける側である。

手続きの最終局面まできた。
するとオペレーターさんが、
「Appleさんに問い合わせてみると、もしかしたら無償で変えてもらえる可能性がありますがいかがしますか?」と提案してくださった。
どうやら自分のiPhone7は、製造段階でバグが多い型らしく、Appleが無償で修理・交換をしているようだ。なるほど。お金がかかるよりかは、無料の方がありがたい。それに交換ではなく修理なので、あの赤いボディの美しいiPhone7ちゃんがそのまま帰ってくるのだ。

そうして、Appleに電話をかける。
オペレーターさんに経緯を話すと、「じゃあ画面共有をしますね」と言われた。そんなzoomみたいな。できるんかそんなこと。と思いながら番号を伝えると、なんとiPhone上に矢印が出てきて、「ここを押してくださ〜い」と言われるではないか。

すげえ。Appleはここまで着てるのか。
4G回線の繋がっていないiPhoneと
画面共有ができるなんて。凄すぎる。

その後は言われるがままにiPhone7ちゃんに触れ、
トラブルシューティングをしていく。
が、設定にはどこにも見当たらないらしく、
やはり本体のどこかが故障していて、
受信しなくなっているらしい。

そうか。悲鳴を上げてたんだなあ。君も。
そう言えば、川の水に突っ込んで水中を撮影したこともあったし、動画を回しながら上空に投げて撮影したこともあった。寒空の中UberEatsの地図として駆動してくれたこともあれば、炎天下の中ラジオを聞かせてくれたこともある。この子は俺に言われるがまま、全ての要望を叶えてくれたもんなあ。

修理には、5日から7日かかるらしい。
大変なことだ。7日間も君とお別れしなければならないなんて。人を待っているあのやることのない時間は、バスに揺られるあの時間は、休憩したい時のあの時間は一体何をしていたらいいんだろう。

平均五時間、毎日画面をみているらしい。
そう週間レポートが教えてくれる。

これから一週間の間、その五時間を何か別のことで補わなければならない。大変だ。PCだと重たいし、小説だと気が向かなければ読めない。なんていうデバイスだったんだ。

とは言え、このままの状況では困るので、しばし休憩してもらうことにしよう。人間で言ったら、慰安旅行で箱根にいくようなものなのだろうか。3年間毎日毎日休みなく働かれ、毎朝5分刻みのアラームを慣らすよう命令されていた彼だ。一週間ぐらい、存分に温泉に浸かってきて欲しい。

温泉に浸かったら壊れるか。

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7:30起床。
起床。柔軟。散歩。

iPhoneのバックアップを取りつつ朝ごはん。

携帯の回線が繋がらず、docomoショップへ。
すると電話での予約を勧められたのでそっちでやることに。

少し買い物をして、家賃とガス代を払って帰る。

帰って少し昼寝。
それから少し友人と電話をした。
生きるだけでいい。
そして昼ごはんを食べて、電話予約。

予約の最終局面で、
「appleに問い合わせると無償でやってくれるかも」という話になり、appleに電話することに。

appleでは、「まず最近出たiOSアップデートをしてみてください。」とのこと。
しても直らないので、再度電話。
するとappleの方と画面共有が為され、赤い矢印で指示されつつ故障の原因を探る事に。

どうやら設定上何も問題はなく、本体の問題とのことに。あーここまで長かった。
本当に長かった。

そしてここからも長い。
配送で修理を依頼するため、7日にヤマトが来てiPhoneを渡し、そこから4日ぐらいで修理が完了するとのこと。

修理の準備として、
バックアップを取る事と、SIMカードを抜く事をやらなければならない。
めんどーーーーーーうだ。

それの一通りの説明を受け、終わったのが16:00。

朝急に連絡したうまいくんと喋りにいく。
朝急にLINEして、そこから急に待たせて、急に呼んでも来てくれる。彼女?おれ

ジャケ買いしたお菓子とともに、公園でお喋りした。
演劇とお笑いの違いについて。
うまいくんの創作のモチベーション。
いろんなギャップに面白さを感じた。

中でも作る過程を楽しんでいるため、舞台に昇華しなくても最悪問題ないとは衝撃を受けた。そんなメンタリティがあったとは。強く創作をし続ける上で大切なことかも知れない。(ちなみにネタのために小説を書いているらしい。イカれてる。)

最後は俺んちまで送ってくれた。
これはもう彼女確定。

そして別れて、夜ご飯。
食べたら気づいたら寝てた。

20200904

〈食事〉
朝:コーンフレーク
昼:カップヌードル チリトマト
夜:ポテトチーズオムレツになりたかったもの
 ひきわり納豆

〈エンタメ〉
Mステ creepy nuts

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