怠惰か愛だか
それは無駄だとわかっていて
案外好きな時間だったり、
無駄だとは気づいていなくて
後から実感の湧く虚無感だったり、
そこかしこに愛おしい無駄がある。
のかな。
Twitterのトレンドを見漁る時間。
関連動画を見続ける時間。
YoutubeのTikTok転載を見る時間。
布団から出られずに超える12:00。
出発準備の携帯休憩。
洗濯かけて干さずに翌日。
無駄に煽るYoutubeの広告を
惹きつけられて眺めてる時間。
おかず作ってご飯炊き忘れた時の
炊き上がり待ち時間。
寝坊で予定が全部崩れて
結局映画に行っちゃうやつ。
やろうやろうと徹夜して
結局1時間で終わる課題。
Twitter、Youtube、Instagram、
LINEのループ。
(これは抜けられないようにプログラムされてる)
無駄も有用も自分で決めてて
結局自分が認知で決定してるなら
せっかく過ごした時間なんだもの
あれはあれであってよかったんだと
思えたら人生楽だよね。
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朝起きる。10:00。
二度寝。12:00。
早起きしたいなあ。
13:00からネタ合わせ。
新作のネタと、明日のzoomでなにか一つ見せられるか。結果、一旦無しにしようとのこと。
教授を悲しませてしまったけど、それより上のことでもっと喜ばせていきたいと思う。
このご時世に夢を守ることは馬鹿らしいけど、それをもって誰かの勇気になれたら。
俺はそれしか出来ないから。
そして事件発覚。
パートナーが鍵を持ったまま渋谷のバイト先へ。松村、家に入れず。
コレは由々しき問題。とはいえカラオケで時間潰せばいっかと一安心。
ところが、薬を飲んでいない事に気づく。
これのせいでだんだんと不安に。
あの頃を思い出してまいってしまう。
いやまて。これで滅入ってしまう俺ではない。
自律訓練法。「今ここ」を意識する事。
未来にも過去にも自分はいない。
それを言い聞かせ我を取り戻す。
そこから、遊園の景色が気持ち悪くなったので一旦街を離れる。ちなみにカラオケは緊急事態宣言により20:00までだった。ここでも波を喰らってる男が1人います。
そして家付近の公園の空き地でランニング。
お父さんがランニングは心を無にすると教えてくれた。
結果、大成功。体もあったまり心も無にする事でなんとか乗り越えた。
その後、近所の商店へ。
安いカップヌードルを買い、イートインでお湯を入れて食べる。コンビニだったらイートインはやってないけど、商店というのがポイント。こんなご時世でも開けてくれてる。ありがたい。
22時にパートナーが帰ってくる。
現在20:00。ランニングで1時間は持ったけど、あと2時間。きつい。また外に出たら極寒。今日は本当に寒い。手足がイカレる。
とりあえず外に出ないためにカップヌードルをちんびちんびのんだ。日本酒ぐらいちびちびと飲み、平らげる。
そして出ていきたくないのでしばらくぼーっとしていると、電気が消えた。
と思ったらついた。
店員さんの様子を見ていると、こちらを見ながら電気をつけたり消したりチカチカさせている。
なるほど、出て行けサインか。
かかってこい。寒空に出て行ったら死だ。
そんなもん効くわけがない。
とりあえず素知らぬ顔を決め込む。
向こうの様子を伺うと、どうやらもう俺はいないものとして換算しているよう。
それはそれとして申し訳無くなってきたので、追加でプッカとベビースターラーメンとじゃがりことコーラを買って、時間を潰す。
イートインに戻る時は自分でも笑ってしまったけど、俺は寒空の下では耐えられない。
やっと9時。聞いていたラジオも終わり、充電も残り1パー。かなりきつい状況。あと1時間このイートインに居座るとなると結構な度胸がいる。
とここでやつがきた。脅威のあいつ。尿意だ。脅威の尿意が降臨。これにはもう抗えない。
一度外へ出て、外でパーティを開催してもいいが、しれっと戻っては来れない。そこまで肝が据わってない。
仕方がない。ここはコミュニケーションを取ろう。喋らずに意地張っているより、人間には言語がある。
ちょうどさっきのおじい店員じゃなく、おじさま店員に変わったところだった。
「お手洗い借りてもいいですか」と尋ねると、そっけなく且つ快く貸してくれた。
ああ、人間はいいな。すごい良い。
れっきとした便所で用を足し、原材料が大地のトイレでしなくて良かった幸せを噛み締め、店に戻る。
このままイートインに居座るのも申し訳ないので、一言声をかける事にした。
「もう少し、イートインにいても良いですか。」
「どうぞどうぞ。」
またそっけなく優しい返事だった。
ありがたいな、これで22時まで暖かく過ごせる。
するとなんだかソワソワしてきた。
携帯は充電が切れたのでやることはない。
カバンには何もない。
おれはただ座ってるだけ。
暖かい所を貸してもらっているのに、申し訳ないな。なんか手伝おう。
「あの、、何か手伝うことはありませんか。」
「なんで?どうして?」
圧があって怖い。たしかにおかしいか。
事情を説明する。
「いや実はかくかくしかじかで、、」
「あーなるほどね、身寄りのない子なのかと思ったよ笑手伝うことはないから、どうぞ使ってって。」
なんて優しいんだ。
ここで受けた熱い気持ちをツイート。
俺の老後は決まった。
そして何もやることがなく、カバンを探ってみたら小説を発見。なんだ、最高の暇つぶし持ってんじゃん。
そんで読んでいると、愛でたくパートナーと合流。お店の方に感謝を伝え、「ここに通い詰めます」と宣言し帰宅。
飯を食ってお風呂に入ってねた。
頂いたサポートで、ちょっといい生活を送ります。 ハーゲンダッツ買ったりとか、鶏肉を国産にしたりとか。