人語の一口話(94) 噛んだ思い出
落ち込んでいた友人を励まそうと思い、言葉をかけました。
「そんな気にすることないぞ。」
その後、続けて“気にせんとき。”って、言ってあげたかったのですが、実際に言葉として表れた音声は違っていました。
「気にスントキ。」
「えっ!? なんやそれ?」と、友人のきょとんとした顔がこちらに向けられました。
「“気にすんな”と“気にせんとき”が交ざってもうたんや・・。」
思わぬ展開で大笑いすることになり、励ますことに成功しました。
私が好意を抱いていた異性の友だちを励まそうと思い、言葉をかけました。
「そんなん、気にすることないやん。」
その後、続けて“気にせんとき。”って、言ってあげたかったのです。
しかし、ここでも、実際の発声音は違っていました。
「気にテントティー。」
「えっ!? ええぇー!」とばかりに大きく見開いた目が私の目に向けられました。
「今、なんて?テントティーって・・・」
思わぬ展開で笑い合うこととなり、おかげさまで彼女との親密度が増しました。
『失敗は成功のもと』
思わぬ展開が待っている。
これからも失敗を恐れず、チャレンジしていきたいものです。
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