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徒然偶記

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偶なる記録残せしと
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2022年9月の記事一覧

私の長い長い何か

私の長い長い何か

入口とも出口とも見分けが付かない灰色の蛇腹の中で踠いてる

何時とでもなく何処とでもなく
私の時は相対性理論に当てはまらない

10歩下がれば更に後退
やっと進んだ1歩さえ秒速以下で後退
手を伸ばしても掴まれることのない手
2本どちらも空を切る

負けるもんか
それは自分に
でも次に上を向くのは今でないだろう
だから無理に上を向き口角上げてみる

またやれるさ
また
まだやれるさ
まだだから
まだ

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冷たい雨が降ればいい

冷たい雨が降ればいい

心が不安な毎日が続いてる。心の平穏って何なんだろうと物心がついた頃から模索していると思う私。いつも心がわさわさと揺れていてそれは年々酷くなる。

父が亡くなり通夜、葬式と慌しく終えた夜、家族3人で昔話を始めた事があった。父の影を偲ぶというか、話はいろんな方面に広がって、ただただ穏やかな時間が流れた。そんな中で、幼稚園に入る前の私の事を兄が語り出した。
「お前ー、ひょうきんで可愛い子だったよ。」唐突

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愛する子たちの介護

愛する子たちの介護

何故か横向きに保存された若かりし頃の子たちの写真。
去年の11月にわんこのもか、今年の6月ににゃんこのみゅうを亡くして、まだロスから立ち直っていないワタクシです。

老犬老猫…と言うには少し早かったのと、病発覚から亡くなるまでのスピードが早かったため、しっかり介護まではなかったのですが、今まで経験したことがなかった対応が必要でした。

そうです、あの愛らしく小さかった子たちが年老いるなんて…という

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