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アラサー女がメゾピアノを買う話

はじめまして!あまさかと申します。
前にも記事を投稿してたのですが、諸事情により消してしまいまして…また一から始めようと思い今に至ります。

タイトル通り、特筆すべき点もない20代後半女性です。仕事も辛いけど今すぐ辞めたいわけでもない、結婚はしたいと思っているけど今すぐしたい訳でもない…等、毎日ふわふわ〜っとした感覚で生きてます。
見た目と交友関係もあまり派手ではないけど地味でもない、本当に何もかも中間って感じなのですが、最近私は周りには言えない買い物をしてしまいました。

それがタイトルにある、メゾピアノの服です。
最近私が幼稚園から小学生位に掛けて流行していたアニメやファッションブランドが復刻しグッズ販売する、というのがありまして…私がメゾピアノの服を買う大きなきっかけは友人から「エンジェルブルーのブランド復刻するって!」って話からでした。

その話を聞いて思い出したのが、同じ系列ブランドのメゾピアノです。ピンクのうさぎ•ベリエちゃんが特徴的な、私が小学生の時憧れてたブランド。今まで封印していた気持ちが甦り、私はスマホでメゾピアノを検索しました。
すると出てきたのは私が知ってるメゾピアノとは少し違うテイストの服達。その服にはベリエちゃんは描いていないのです。
子供服に詳しい友人にLINEをして聞いてみると、最近はキャラクターが描いてないデザインが主流とのこと…(2020年12月頃の話です)
メゾピアノ=ベリエちゃんのイメージが強かった私は少し衝撃を受けました。
それはそうです。私が好きだった頃から20年近く経ってるのですから。
そこから私はベリエちゃんを探すため、某フリマアプリに向かいました。そしたらありました、私が憧れた時代のメゾピアノの服が…
そして私はそのまま、新品160cm!美品!と書かれたページに進みました。お値段は2000円程。今の私なら惜しみなく出せる金額です。

アラサーなのに何を買おうとしてるの!と言う自分と、憧れを手にするのは今だよ!と言う自分に葛藤しながら、私はついにメゾピアノの服を購入したのでした…

届いた服は、購入ページに書かれていた通り新品のままです。可愛いピンクのタグが付いたままで、服も色褪せもなく時間が止まったままかの様です。
タグを外して、手洗いをして、袖を通しました。アラサー女が、ようやく夢を叶えた瞬間でした。

話は変わりまして遡ること20年ほど前…私が小学生1年生の頃に購読していた少女マンガで、メゾピアノとタイアップした漫画が連載していました。
その作品を読んだ私は、「私も主人公と同じ服が着たい!!!」と思い早速母におねだりしてみました。結果は🙅‍♀️
漫画には服の価格は載ってませんでしたが、たまたま従姉妹がから貰っていたファッション誌に服の価格が書いてあり、まぁ大人になった今でも高額な価格だったのです。

いつもならそれ以上我が儘言うと怒られるので引き下がるのですが、私はどうしても諦めきれず隙を見てはおねだりを続けました。でも結果は🙅‍♀️。

周りの友人はおねだりに成功し、メゾピアノや同じ系列ブランドのエンジェルブルーなど着始めましたが、私は結局一度も買って貰えないまま。そのうち私がブランドの服を持っていないことを揶揄う同級生も現れ、私はこんな思いをするなら…と思いメゾピアノへの憧れを封印しました。

ただ補足すると、母は決して私の気持ちを無視してた訳ではなく服は買えないけど…とメゾピアノの文房具は買ってくれました。服について同級生について揶揄われていた件は、私が黙っていたので知らなかったのです。

憧れを封印した私は、それからタイアップしてた漫画も読むのを辞めて文房具も大人っぽいデザインの物を使い始めました。決してそのブランドのせいではないのです。私が憧れを封印しないと、気が済まない気が弱い人間だったからです。
それから少しずつ大人になり、社会に出てお給料を貰えるまでになりました。大人になると、どうして親に欲しいものおねだりしてもすぐ買って貰えなかったか、理解できるようになってきました。一万円稼ぐにどれだけ働いて、辛い思いもしなければならない時があるのか体感したからです。

でも大変な思いをして稼いだお金を自分の夢に使うのはとても気持ちがいい、と私は感じています。

アラサーがメゾピアノ着てるって、多分周りの友達からは何で??って思われるかもしれません。それでもいいのです。
どんなことであれ、私は一つ夢を自分の手で叶えられたのですから。
諦めたことを、なんでもいいから一つ一つ思い出して、一つ一つ叶えていったら前よりも自分のことが好きになれる気がします。

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