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ワーケーション実践地域に「3つのH」はあるか?

2020年はワーケーションをテーマにさまざまなところでお話させていただく機会を多くいただきました。関係者の皆様に感謝します。年内最終登壇となった昨日は3度目の「旅するようにワーケーション」でした。

このなかでワーケーションを実践していくにあたって地域に「3つのH」を蓄積していくことが重要になるのではないか、ということをお話させていただきました。

元ネタはR. フロリダのクリエイティブ都市における「3つのT」です。

R. フロリダは創造的な都市や組織には技術(Technology)、才能(Talent)、寛容性(Tolerance)の「3つのT」が蓄積されていると指摘します。

これに対応させて言えば、ワーケーションを実践する地域において重要なのは3つのHと言えるのではないでしょうか。

優秀と分かるTalent(人材)ではなく一見分からない活動をしているけど魅力的でもある「Henjin: 変人」、技術開発としてのTechnologyではなく、テクノロジーを活用したサービス、活動などを実際にやってみる「Hack」、他者を受け入れる「Tolerance(寛容)」ではなくそれを受けて自分も変容していくという意味での「Hospitality(歓待)」。

ワーケーション施設などの環境整備や温泉や山・海なども重要ですがこうした「3つのH」が都市部ではなくワーケーションをする、また他の地域でもなくその地域でワーケーションをするとなる「関わりしろ」をつくる上で重要かなと思います。

3つのH

2020年はワーケーションについて「知る」という段階だったのが2021年はさまざまな地域、企業で「実践する」「展開する」という段階に移行していくように思えます。

ワークスタイル研究は「働きたいように、働く」社会をつくることが目標だと思っています。ワーケーションが一時期の、一部の特殊な働き方、ではなく多様にある働き方のひとつとして定着していくことがその一歩となるように2021年も活動していきたいと思います。


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