境界性パーソナリティ障害

仲の良い臨床心理士と,飲み友達に勧められた本

岡田尊司先生の
「境界性パーソナリティ障害」
「パーソナリティ障害」

牛島定信先生の
「境界性パーソナリティ障害の人の気持ちがわかる本」
「パーソナリティ障害とは何か」

をついに読み終わりまして,その感想でも述べていきたいなと.

とりあえず分かったこととしては,
私に告白をしてくれたあの女の子(前記事参照)は間違いなく

境界性パーソナリティ障害

である.

・見捨てられるかもしれないという不安
・自分のことを愛してくれる人なんていないという孤独感
・孤独に対する異常な恐怖
・感情のコントロールがきかない(周りが見えなくなる)
・自傷癖
・考えの二極化
・自分が嫌い

この辺が今の彼女を表すもので,それらはほとんどが
境界性パーソナリティ障害の人の特徴でもある.

どの本にも書いてあるけれど,
ボーダーの人間を救おうと思った人間はとにかく

一定の距離間で接すること.
親しくしてしまうと,相手の依存度が強くなり,
こちら側がそれに耐えられなくなり,破綻してしまう.
そうなると,結局相手を傷つける結果になる.
だから,一定の距離間で長く関わってあげることが大切だ.

と.

要するに,ボーダーラインの人は

「裏切られるかもしれない」
「私の目の前からいなくなるかもしれない」

という不安があるわけだから,
それを少しでも取り除いてあげられるように,
長い年月で相手と関わる必要がある
ということなんだなと.

彼女を救ってあげたいなんて思うこと自体
おこがましい考えであるのは百も承知だけど,
自分自身もそうやって
一定の距離間で近くにいてくれた大人に救われた部分が
大きかったから,
彼女にとってのそういう相手になれたら良いなと思うようになって.

私がボーダーだったかは正直分からないけど,
でもそれが実際にどうだったかは関係なく,
同じ距離間で傍にいてくれる人間の存在って
凄く大きいんですよね.

恋愛感情では結ばれてないからこそ
ずっと近くにいれたんだろうけど
本当に感謝しかない.


正直なところ,
保健室の先生も,相談をした他の先生方も
いかに彼女を私から遠ざけるかってところにしか目がいかないのね.

それは私が相談してるわけだから
真っ当な回答ですし,すごくありがたい.
私の負担が軽くなるようにって考えてくれた上での
アドバイスばかりなので,それは私自身も納得しかできないです.

けど,救ってあげたいって思ってしまったから
自分の支えになってくれた大人と同じように
彼女の支えになりたい.

そのためには中々の覚悟が必要になるわけなので
そんな簡単に言っていいことではないのも分かってます.

ただ,まだ少しだけ時間があるから
納得いくまで考えていきたいと思ってる.

とりあえず今日は,本の感想と,決意表明的な.
明日も授業があるので就寝しなきゃ.

おやすみなさい.

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