【雑短歌】 夫婦別姓問題を詠む
夫婦別姓問題の話題に触れる度、疑問に思うのは「そもそも『姓』とは何か」ということ。
「同じにするか、別にするか」で揉めるなら、いっそ「姓」を無くしてしまったら、どうか。
幸いと言おうか、たまたまと言おうか、最近は個人識別用の“マイナンバー”というものがある。
これを利用しない手段は無い。
「姓名」を廃止して、マイナンバーの数字をその代わりにするのだ。そうすれば、夫婦別姓問題も一気に解決するというものだ。
姓名を棄ててマイナンバーで呼び合えば
同じか別か揉めることなし
(なをすててマイナンバーでよびあえば
おなじかべつかもめることなし)
「ありがとう、12345号さん」
「どういたしまして、67890号さん」
このような会話が日常的に聞かれるようになる。
でも番号で呼び合うなんて、何だか囚人みたいだなぁ……。
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