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私の株式選別方法ー増税について

安倍元首相の回顧録が発売されました。
今回、その中で財務省とのやり取りで興味深い内容がありましたので、紹介します。

まずは、防衛費増による増税について、


政府は2022年12月16日に、23年~27年度までの防衛関連経費の総額を43兆円程度とすることを閣議決定しました。これは、現行の中期防衛力整備計画(19年度からの5年間)の総額27兆5,000億円のざっと1.6倍という、過去最大の増額になります。この金額は、人件費や隊員の食糧費も含んだ5年間の総額で、年間では最終年度の27年度に8兆9,000億円程度になることが見込まれています。22年度当初予算の5兆4,000億円に比べると、3兆5,000億円増と、やはりおよそ1.6倍に膨らむことになります。

マネーイズムより

これにより、2兆5000億は予算の組み換えで賄いますが、残りの1兆円の不足分は増税で賄う案が検討されています。

ところで、コロナ対策で使ったお金は、どこから来たのでしょうか?

まずは、コロナ対策費の総額です。 

令和2年度 1次補正予算 255,655億円
令和2年度 2次補正予算 318,171億円
令和2年度 3次補正予算 107,063億円
令和3年度 当初予算    50,000億円
令和3年度 補正予算    202,946億円
令和4年度 当初予算    50,000億円
計  98兆円 (983,835億円)

SRI消費者経済総研より

このお金は増税で賄われたのでしょうか?
違いますね。
国債で賄われています。

ならば、防衛費増も国債で賄ってもいいとおもいませんか?
年間1兆円ですからね。。
100兆 VS 1兆 インパクトは 1/100!

日銀植田さんの発言と、財務省の動きには要注意ですね。
当然、増税は株式にとってネガです。


以下参考資料


2023/02/21 追加情報です。
岸田首相「防衛費1兆円増税」の一方でフィリピン6000億円、ウクライナ7300億円の支援表明「お金あるじゃん」SNSで怒り沸騰 という記事です。

2月20日、岸田文雄首相は、東京都内で開かれた国際シンポジウムであいさつし、ロシアの侵攻を受けるウクライナに対し、新たに55億ドル(約7370億円)の財政支援を実施すると表明した。侵攻開始から1年となる24日に、主要7カ国(G7)首脳によるオンライン会議を議長国として開催することも発表した。ウクライナのゼレンスキー大統領も招待する。

 首相はシンポジウムで「今年の日本はG7議長国として、ウクライナ支援と国際秩序堅持へ世界の取り組みを主導する立場にある」と指摘。新たな財政支援について「戦争により生活の基盤を奪われた人々への支援や破壊されたインフラ復旧」が目的だと説明した。

 G7首脳オンライン会議の開催は2022年12月13日以来。岸田首相は初めて議長を務める。

 だが、ウクライナに対して7300億円の新たな財政支援を岸田首相が表明したことに、SNSでは批判の声が上がっている。

ウクライナへの支援自体は必要だと思うが、簡単に7300億円が都合できるんだから、足りない国防費1兆円も増税する必要はないよね

日本は、防衛費増額するのに、国民に1兆円の増税を課すほどお金ないのに、なんで他国へ支援として、約7300億円もポンってあげれるの??そのお金1兆円近くなるじゃん。増税しなくても、あるじゃん。お金

フィリピンと合わせて軽く1兆円超えます。ポンとそれだけ出せるなら、日本の国防増税要らないんじゃないかと思います

 2月9日、岸田首相はフィリピンのマルコス大統領と首相官邸で会談し、2024年3月までに政府開発援助(ODA)と民間投資を合わせ、6000億円の支援を実施すると表明。共同声明でマルコス氏は、日本が新たに設けた、友好国の軍に無償支援する制度を歓迎していた。

 フィリピンに関しては、台湾有事をにらみ、米国も安保協力を重視。米フィリピン両政府は2月、フィリピン国内で米軍が使用できる拠点を増やすことで合意している。

「キール世界経済研究所(ドイツ)のまとめでは、2022年1~11月の軍事、財政、人道分野を含むウクライナ支援額は、日本がG7各国で最少の6億ユーロ(約858億円)。新たな財政支援で、4位のドイツの54億ユーロ(7722億円)に匹敵する規模となります。

 一方、2月20日には、バイデン米大統領が、ウクライナの首都キーウを電撃訪問。ウクライナに新たに5億ドル(約670億円)規模の軍事支援を実施すると表明しました。電撃訪問の前に、ロシアに事前に通告していたことも米国は明かしています。

 ロシアによるウクライナ侵攻後、G7では、フランスやドイツ、英国、イタリア、カナダの各首脳がキーウを訪問しました。バイデン大統領の電撃訪問により、G7で首脳がキーウを訪問していないのは、日本だけとなります」(政治担当記者)

 2月21日、松野博一官房長官は記者会見で、バイデン米大統領がキーウを電撃訪問したことについて、「(ロシアの)侵略から1年を前に、ウクライナへの連帯を示す動きとして敬意を表する」と歓迎した。一方、岸田首相のキーウ訪問については「現地の安全対策など諸般の情勢を踏まえて検討をおこなっているが、現時点では何も決まっていない」と説明した。

 日本ができるのは財政支援だけということか。だが、2月だけで、防衛費増税分の1兆円を超える支援を表明されては、国民の堪忍袋の緒が切れかねない。

FLASHより

日本では岸田総理がキーウ訪問を検討している間に、バイデン大統領が電撃訪問していましたね。せめて決断くらい早くしてほしいと思います。。

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