見出し画像

自分の「体軸」を知る『タイプチェック』の方法

体軸ポイントメソッド研究室
室長の松川高志です。

今回の『タイプチェック』の方法と、前回までの記事を読んでいただけたら、体軸ポイントを8割程度のレベルで行うことができるようになります。

体軸ポイントの「凄さ」と「楽しさ」、そして「可能性」は絶対に体感してみないと分からないです!

やってみると『なんでこんなことで、強くなったり弱くなったりするの~?』って感じで楽しいので、ぜひ試してみてください。

そして、テープを貼った状態で日頃のトレーニングを行うと、1年後、2年後、3年後…のあなたの実力体の状態が絶対に違ってきます。

なるべく早く取り入れて、さらなるレベルアップを目指してください。

間違いなくあなたの助けになります。

●タイプチェックの方法

タイプチェックは、医療関係などで使われる「徒手筋力(としゅきんりょく)テスト」というテスト方法を主に使っていきます。

そのため、基本的には二人一組で行います。

1、立位系 前後体軸チェック

立位(立った状態)で、前後の体軸の強さをテストしていきます。

まずは、動画をご覧ください。

【補足】
「前側チェック」のときの力をかける方向は、つま先を結んだライン(赤)の真ん中(赤丸)に向って力をかけていきます。

「後側チェック」のときは踵(かかと)を結んだライン(青)の真ん中(青丸)に向けて力をかけていきます。

2、体幹系 腹筋チェック

椅子やベッドなどに座った状態で、体幹の強さをチェックしていきます。

まずは、動画をご覧ください。

【補足】
力をかける人は、肘から手の間(前腕)でしっかりと両肩口と両膝上を押さえて力をかけてください。

3、タイプチェックの流れ

タイプチェックの基本的な流れを説明します。

① 足裏にテープを貼っていない状態で、立位系と体幹系のチェックを行います。

② TIポイントにテープを貼って、立位系か体幹系のどちらか1つチェックを行います。
(2つ行っても良いです。また、高齢でない場合は体幹系の方が分かりやすいかもしれません。)
貼っていないときより「強く」なっているか「弱く」なっているかを確認します。

③ TIポイントのテープをはがして、HIポイントにテープを貼って②のときと同じチェックを行います。
TIポイントに貼ったときより「強く」なっているか「弱く」なっているかを確認します。

④ HIポイントのテープをはがして、TOポイントにテープを貼って②のときと同じチェックを行います。
TI、HIポイントに貼ったときより「強く」なっているか「弱く」なっているかを確認します。

⑤ TOポイントのテープをはがして、HOポイントにテープを貼って②のときと同じチェックを行います。
TI、HI、TOのときより「強く」なっているか「弱く」なっているかを確認します。

⑥ TI、TO、HI、HOの中で、1番目に強かったポイントと2番目に強かったポイントを、もう一度チェックして「より強かったポイント」の方が、その人のタイプになります。

最終確認として、1番強かったポイントにテープを貼り立位系と体幹系のチェックを行い終了です。

*TI,TOタイプの人は、サブポイントの関係で分かりにくい場合があります。
*分かりにくかった場合は、何度かチェックしてみると違いがハッキリしてきます。

4、正確に行うための注意点

正確に行うためには、力をかける「方向」と「強さ」に注意が必要になります。

①力をかける方向
力をかける方向は、常に同じ方向にかけてください。

テープを貼りかえてチェックをするたびに力をかけていく方向が違えば、テストを受けている人が同じ条件で力を発揮することができず、正確なチェックができなくなります。

力をかける方向に「矢印」をイメージしていただくと、同じ方向に力をかけやすくなります。

②力の強さ
力をかけていくときに、瞬間的に強い力をかけたり、反動をつけたりしないようにしてください。

これをしてしまうと、テストを受ける人の力が抜けてしまい、テストになりません。

そのため、力をかけていくときは徐々に強くしていき、テストを受けている人がある程度力を入れて耐えている強さで止めてください。

その時の強さの感覚を、テストする人(力をかける人)とテストを受ける人(力を掛けられる人)の2人で、共有・確認してください。

●正確なタイプチェックを行いたい方は…

現在、正確に自分のタイプをチェックを行うには、鍼灸院志(こころ)でしかできない状況です。

オンラインでも行っていますので、興味がある方はお気軽にお問い合わせください。

●最後に…

最初にも書きましたが、体軸ポイントの「凄さ」「楽しさ」「可能性」は体感していただかないと絶対に分かりません。

そして、なるべく早くに取り入れて、あなたのレベルアップとケガの予防の助けになることを願っています。

次回は、『体軸』について解説していきます。

もしあなたの体軸タイプと違う体の使い方をしていたら、どんなに練習しても伸び悩むこと間違いなしです。

ぜひ、読んでくださいね~。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?