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よりどりインドネシア第158号(2024年1月24日発行)

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インドネシア政治短信/ロンボクだより(聞いてもいいですか)/ウォノソボライフ(おばけの役割)/ジャカルタ寸景(ポルトガル集落)/映画往復書簡(再婚はしたけれど)
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#インドネシア文化

[2024/01/24] ウォノソボライフ(71):おばけの役割(神道有子)

[2024/01/24] ウォノソボライフ(71):おばけの役割(神道有子)

~『よりどりインドネシア』第158号(2024年1月24日発行)所収~

もうずっと前の話ですが、私の住む村の水路で数人の人たちがたむろしていたことがありました。何をしているのかと思えば、子供を探していると。彼らは私たちの村よりも上の方にある村の住民だったのですが、そこの水路近くで子供が1人行方不明になった、もしや水路に落ちたのではないかと思い、下流に探しにきたというのです。

村を通る水路は一本

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[2024/01/24] ジャカルタ寸景(9):ポルトガル集落のユニークな新年行事(横山裕一)

[2024/01/24] ジャカルタ寸景(9):ポルトガル集落のユニークな新年行事(横山裕一)

~『よりどりインドネシア』第158号(2024年1月24日発行)所収~

新年の伝統行事「マンディ・マンディ」2024年1月7日午後、北ジャカルタにあるトゥグ(Tugu)集落の一角では大勢の人々で賑わっていた。「トゥグ」集落とは「ポルトガル」の一部から名付けられている。17世紀半ば、マラッカ海峡の覇権をめぐる戦争でオランダに敗れ、捕虜としてジャワ島に連行されてきたポルトガル人が何もない森林地帯に解

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