目
目を見ている目を見ている
その中にはまた目がある
鏡の中の鏡のような
そこには無限がひろがっていて
目の中に体が吸い込まれようとするのを必死で耐える
耐える
耐える
吸い込まれた
こう裏返るように
目だけが残った
片方だけの
もう1人は1人というか目が100もある化け物だけれども
心身ともに健康
目になってしまった
さあこれからどう生きていこうか
目でもお腹はすくのか、食べれるのか
苦しく無いということは普通に息は出来ていそう
いや、呼吸を必要としていないだけかもしれない
そんなことを考えているうちな海に夕日が沈んでいく
目だけになって初めての夕日は眩しすぎて失明した
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