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オプションを残さないという生き方

かつて高校生の頃、大学進学をヤメようかと思ったことがあります。勉強はできないし、やりたいこともないしで意味を見出せなかったのです。

当時は飲食店でアルバイトしてたのですが、そちらの方がよほど性に合っていると思ったものです。また、その頃夢中だった合気道の指導員にも随分憧れました。

でも、学校の先生にも親にも、「とりあえず大学は出なさい」って盛んに言われたのですね。「人生のオプションを増やした方がいい。大学を出てから、それでもまだやっぱりコックさんなり合気道の先生になりたければ、その時になればいい」なんて感じでした。

「まあ、それもそうかな...」と思い直して、じゃあ、どうせなら英語と理系の学問を両方いっぺんに身につけよう思ったのが、僕がアメリカの大学に進学した理由です。

いざ選択しようとしたら...

「これは自分のやりたいことじゃなかったな...」

そう思ったのは、大学卒業後、数年間メーカーで働いたのちのことです。自分が一体なんの役に立っているのかもわからず、いても立ってもられず辞めてしまいました。

もっと直接人の役に立つ仕事がしたかったのです。そこで、整骨の資格を取取ることにしました。柔道整骨師っていう仕事です。そして、受験準備を始めました。

そしたら今度は親がカンカンです。「お前はなんのためにアメリカの大学に行ったんだ!」と、激怒していました。

僕はこれ、ものすごく心外だったのですね。「どうしても〇〇になりたければ、それになればいい」と言ってたその言葉はなんだったんだ!!と憤慨したものです。

というわけで今日は、オプションを増やすことの是非について考えてみたいと思います。進路に悩む方や、お子さんの進路に悩む親御さんの参考になれば幸いです。

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