世界はやがて「中2の教室」になります
僕たちは現在、実はかなり暇です。
「いやいや俺様はこんなに残業してる!」
「休日出勤ばっかりで休みなんかない!」
そんなふうに叱られそうです。ですがこれ、本当のことです。
ただ、忙しいという声もよくわかります。僕もかつてはそういう生活を長く送っていました。でも、やっぱり僕たちはそれでも、以前から比べるとかなり暇です。ルンバ、食洗機、洗濯乾燥機.... 時短ツールはいくらでもあります。お惣菜もネット通販もあります。そして何よりの証拠に僕らは毎日4時間以上、スマホの画面を眺めている暇があるのです。
僕の親がまだ学生だった戦後間もない頃とか、どこのうちでも薪割りをしてお風呂を沸かしたり、煮炊きをしていたそうです。薪割りですよ、薪割り! 今なんてスイッチ一つでお風呂が沸きますし、食事だってお惣菜や加工食品が山ほどあります。なお、70年前と比べなくても、僕が青年だった30年くらい前と比べても、世の中は比べならないほど便利になっています。ネットショッピングがなかった時代なんて、今では思い出せないくらいです。それ以前はいちいち全て買い物に出かけていたのです。その時間だけを考えたって、どのくらい浮いたのか想像もできないくらいです。
そう。暇な社会だからこそ、僕らはツイッターに罵詈雑言を書いたり、日がな一日Youtube で延々としょうもないビデオを見ていられるのです。
いつの間にこんな世の中になったのでしょうね? そしてこのまま突き進むと、世の中は一体どうなるのでしょうか? 今日はそんなことを考えてみました。
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