見出し画像

男が組織を作ると、どうしても停滞します

男という生き物は、ピラミッド型の堅牢な組織を作るのが大好きです。子供の頃から争いごとを繰り返し、勝った者が上に立ち、ピラミッド型の組織を作り出すのが男という生き物の習性なのです。これは世の東西を問いませんし、いつの時代でも同じことが繰り返されます。それどころか、猿やゴリラの群れですら同じことをするのです。おそらく何百万年と続いてきた、オスたちに組み込まれた仕組みなのでしょう。

しかし、堅牢な組織を作れば作るほど、柔軟性が失われていきます。やがて社会の移り変わりに対応できなくなり、内部から崩壊していきます。あるいは、より柔軟な外敵に襲われて滅ぼされてしまうこともあるでしょう。

現在の日本は、まさしくその典型と言ってもよいでしょう。何1つ変えたくない者たちが、昭和時代に出来上がった権力構造を必死になって守り続けています。Uber もAirBnBも入れたくなければ、キャッシュレス社会も嫌なのです。平成という時代は、これまでの権力者たちが変化に逆らって、古き良き昭和を維持しようとした時代なのです。テレビも映画も昭和時代のコンテンツのリメイクばかりでしたし、テレビを点ければ昭和と変わらぬ面々たちが番組に出演し続けています。平成最後の紅白歌合戦が桑田佳祐とユーミンで盛り上がったのも、実に象徴的だったのではないかと思います。

そして平成30年間の間に起きた変化は、外国からやってきたものばかりでした。インターネットもアマゾンもスマートフォンもシェアリングサービスも、全て外国からやってきたものばかりです。かつては世界を席巻した日の丸電機メーカーたちは、今では風前の灯です。

いったい日本は、どこでボタンを掛け違ってしまったのでしょうか? 一体どうすればこの硬直化した社会を、改善することができるのでしょうか?

※この文章は単品で100円ですが、1000円でこのマガジンを購入すると、1ヶ月20本くらい読めるので1本50円です。

ここから先は

2,329字

¥ 100

もしこの記事を気に入っていただけましたら、サポートしていただけると嬉しいです!