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コロナ禍は「テクノロジーのオリンピック」です

今回のコロナ騒動を通して思いがけず見えてみたこと、それは、各国のテクノロジーの適応具合です。さっさとテクノロジーを実装してコロナウイルスを迎え撃った国があるかと思えば、ちっともうまくいかなかった国もあります。

スポーツの祭典である東京オリンピックの代わりに、コロナによって「テクノロジーオリンピック」が開催された感さえあります。

今のところ、金メダルを根こそぎ持って行っていったのは台湾です。健康保険カードに出入国に関するデータを組み入れ、検疫状況をトラッキングする電子システムを早々と開発しました。またこの仕組みを生かしてマスクの流通管理を行うなど、圧倒的なテクノロジーへの適応力を発揮しました。人口100万人あたりの感染者率も死亡者率も日本、いや、世界のどことも比較にすらならないほど低く、圧倒的な強さを見せつけています。

日本でもこれを受けてマイナンバーカード・介護・健康保険証と一本化する議論が始まりましたが、まあ実装されるのは早くてどんなに早くても2025年くらいではないでしょうか?

さて、このテクノロジー・オリンピック、実はまだ始まったばかりです。そしてこのコロナを通じて、テクノロジーが社会の隅々まで一気に浸透することが予想されます。なので、これが今後どのような感じで進むのか、そして今後の社会の在り方にどんなインパクトを与えうるのか、ちょっと考えてみました。

※この文章は単品で100円ですが、1000円でこのマガジンを購入すると、1ヶ月20本くらい読めるので1本50円です。このマガジンでは教育のこと、テクノロジーのこと、あるいは経営に関するなどなど、僕がシリコンバレー、フィリピン、日本の3拠点でビジネスをする中で得た気づきを書き綴っています。

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