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これ以上傷つきたくなくて

2016年の大統領選の年、民主党大会でヒラリー・クリントンのライフストーリーが流されました。4分過ぎ辺りから、彼女の子供時代の話が始まります。

My mother wanted me to be resilient and she wanted me to be brave. I was like four and there were lots of kids in the neighborhood and I would've come out and I would have like a bow in the hair, and that kids put all pick on me. It was my first experience of being bullied and I was terrified. And one day I am running into the house and my mother met me and she said to me there is no room for cowards in this house. You go back outside and figure out how are you are going to deal with what these kids are doing. 

私の母は、私に柔軟性がある勇敢な人間に育って欲しいと願っていました。私が4歳の頃のことです。近所にはたくさんの子どもがいました。ある日のこと、私は髪にリボンをつけていて、子どもたちにいじめられました。いじめられたのはこれが初めてで怖かったです。ある日、私が家の中に駆け込むと、母が出迎えて、「この家に臆病者の居場所はないのよ」と言ったのです。「外に戻って、この子たちがやっていることにどう対処するのか考えなさい」と。

実は僕、これと全く同じ体験をしたことがあります。7歳くらいの頃でしょうか? 近所のガキ大将にやられて泣きながら家に帰ると、父親がガラリと窓を開け、「メソメソ泣いてるんじゃない! 今お前をやっつけた奴をやっつけるまで、家に帰ってくるんじゃない!」と言い放ったのです。

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