中二病発症
中学生の記憶というと、正直中1の記憶はほとんどありません。学校もクラスもそんなにおもしろくなかったような気がするし、部活も夏まではつまらなかったし。その割に陸上部の子達とプリクラを撮りまくってた記憶だけはあります。笑
そして、中2になって中二病を発症しました。なんなら中3も中二病でした。大人になった今でも継続中、病状が悪化している可能性も否めない。中二病の定義は曖昧ですが、とにかく粋がっていました。笑
スカートは短くしたし、第1ボタンは外してたし、まゆげは剃ってたし、今考えるとこの言葉の羅列自体がもう恥ずかしくて仕方ないんですけど、周りとは違うあたし、みたいなものを演じようとしていたのです。先生に注意されて平気そうにするのがちょっと誇らしい、みたいな。明らかな自己顕示欲です。
印象的なエピソードといえば、中2の新学期に新任の女性の先生が担任になりました。その先生は大学の時陸上部で結構良い成績を収めていた人らしく。陸上部の顧問になりそうだし、担任だし、最悪じゃんと思っていました。ある日掃除の時間に私がサボっていたのか、なんなのか、体育館で先生に怒られて、私も非常に反抗的な態度をとったため、先生がブチギレて持っていた鍵かなにかを体育館の地面に投げつけるという出来事がありました。
その時はそんなに真っ直ぐ叱られたことに衝撃を受けて、でも中二病の私は怒られたって別に動じねえよ、みたいな態度をして、平気な自分を演じていたけれど、本当はどこかでまっすぐぶつかってきてくれたことが嬉しかったんじゃないかと今では思う。
女王の教室やごくせんを見て育った私にとっては、熱い女の先生に憧れがあったし、真っ直ぐぶつかってくれる人に出会いたいと思っていた部分があったんだと思う。
でもその先生は、大卒で新任でうちの学校に来たけど、確か4月か5月にはいなくなった。たしか産休?でも今思うとそんなに急に休むもの?とりあえず、ホームルームで急にやめます、みたいな話をされて、?ってなった記憶があります。先生は泣きながら「みんなに会う前から名簿を毎日眺めて名前を覚えて、みんなに会えるのを楽しみにしていて、会えた時は本当に嬉しくて」みたいな話をしていたと思います。
余談ですが、先生が最初の自己紹介の時に、ありがちな「彼氏いますか〜?」みたいな質問に対して、「いません」って答えていたのに、あれ結婚?出産?みたいな謎の裏切り感を感じた記憶もありつつ。笑
急にお別れが来て、風のように去っていった。あの先生。今どこでどうしているんだろうか。
なんともいえない感情のまま、一応職員玄関まで見送りに行ったことはすごく覚えていて、だがそこでも素直になれず、なんとも言えない表情で送り出しました。
その後学年主任の先生が担任になることに、みんなテンションガタ落ち。今では申し訳ない、決して悪い先生じゃないのに。色々反抗的な態度を取ったような気がしていて、情けない。
ちょっとこの自分の情けない反抗期エピソードはもうちょっと今後も掘り返してみようと思います。笑
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?