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ロマンスグレーをカミングアウトしきれぬ中年男の、お眼鏡にかなった眼鏡

キーワードは黒い・太い

人間を半世紀以上もやっていると、多少なりとも毛髪の悩みがでてくるものでして。

髪を染めるのを急にやめると、一気に龍宮城から帰ってきた『浦島太郎』になりそうな気がして…

しかし、染めつづけるのがメンドくさいのもこれまた事実。

そんなある日→

これには、完全同意♡

黒縁セルフレームのメガネは2本持っていますが、フレーム自体がそこまで太くはありません。

なにか新調しなければ…

ところが、シロウトだけにメガネ界隈がそんなにくわしくもない。

そこで、アーティストの画集や写真集ならいざしらず、雑誌なのに4千円近くもする(広告がほとんどないから、本体価格がはね上がる)眼鏡Beginの『年1スペシャル版』を奮発して買うのでした。

そういえば…Beginが、見出しでよく使う「本格」(本格時計とか本格革靴)と「非本格」の差ってなんだろう?などと考えながらページをめくっておりましたが、この分厚い本に掲載されているメガネの数が多すぎて、どれにすればいいのか?分からない。

分かったのは、時計はクォーツやソーラーではない機械式、革靴はセメント製法以外…たぶん、『昔ながらの手法』をもちいたモデルのことをBeginでは、「本格」と呼ぶのであろう、と。

だから、今どきのSPA企業である“ジンズ”や“ゾフ”のメガネは、「本格眼鏡」に該当しない(製造小売業化してしまった“金子眼鏡”も、載っていなかった)。


相手の意識を白髪から黒縁メガネに持ってくるのなら、大ぶりで存在感のある“エフェクター”ダート(“ダイエット ブッチャー スリム スキン”とのコラボ)しか勝たん気もしますけど…

どうしても、「アカーン!」と叫んでいる宮川 大輔氏のイメージがつきまといます。

彼のヘアスタイルやメガネをかけた姿は好きなのですが、コッチも50過ぎのオッサンなので、もうちょっと落ちついた『二枚目路線』でイケそうな、“エフェクター”に似たような似てないようなメガネを探してみるのでした。



黒じゃないけど肉厚8mm

2次流通市場は、「このブランドのこのモデルのこのサイズのこの色をください(しかも、おニューを格安で)」みたいな、理想の恋人像を追い求めるような『買いものスタイル』ではないので、ほとんどの場合はなにかしらを犠牲にしなければなりません。

今回は、なにを妥協しますか…

ヤフオク内で、“エフェクター”の新古品が2万円台中盤でちらほら出品されているなか、一度“オリバー ゴールドスミス”のメガネを落札している影響か?

“N.ハリウッド”の別注モデル、ダークブラウン✕クリア2トーンのコーラス-Sをオススメしてきました。

(↑は、オリジナルのブラック✕クリア)

一般的な“エフェクター”のメガネと一緒で、8mmのぶっといアセテート生地を使ったスクエアタイプのコーラスは、ブラウン管テレビの枠を模したような、内側に斜めの削り出しをほどこした、立体感のある『テレビジョンカット』のフレームが特徴です。

カラー別注なので黒ではなく焦茶とはいえ、クリアレンズに交換されただけの未使用品が、半値以下の1万5千円。

そりゃ、条件反射でポチるでしょ?

付属のケースはなしですが、ケースはあるので無問題のコーラス-Sは、同じく純正ケースなしの同じく“オリバー ゴールドスミス”のバイス コンスル-Sよりも5千円ほど安かったので、ドーパミン放出91%

とりあえず、カミングアウトへの第一歩。


本格眼鏡大全 2022の表紙をよく見れば、

「メーカー、インポーター、ショップスタッフ…眼鏡のプロの必読書」

との記載が。

シロウト向けじゃないのね、この本は。



noteを書いている中の人はファッショニスタではありません。レビュアーでもありません。 あえてたとえるなら「かろうじて美意識のあるオッサン」といったところです。 自分が買いたいものを買っています。 サポートしなくていいです。 やっていることを遠くから見守っていてください🐰