![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43862970/rectangle_large_type_2_5dcdeb788f2804c2d591cef7a7ce44be.jpeg?width=800)
ゲームクリエイターになるために何をしたらいいか質問をもらうのでまとめた答えを書いてみた
■前段
ありがたい(?)ことにDMとかで学生さんとかから「将来ゲーム業界で働きたいと思っているんですが…」というような質問をいただくことがあるので、ぼくなりにつらつらと大事なんじゃないかなと思うことをまとめてみることにしました。
あくまで今29歳でそこそこの会社さん渡ってきてたり、ご縁があって色々な人と話してみて、の『今の僕視点で思うこと』なので正解でもなんでもないということだけ念頭に置いていただけたらと…
■大事だと思うこと①:『良いモノ』の定義をつくる
色々なゲームや映画、漫画などのエンタメが溢れていますね。
そんな中で自分なりに『良いモノ』とは何か?の定義をはっきりさせておいた方がいいかなと思います。
・売れているから良いモノ?
・触ってて細部までよく出来ているから良いモノ?
・グラフィックが綺麗だから良いモノ?
・シナリオがよく作り込まれているから良いモノ?
・バトルが面白いから良いモノ?
何をもって良いモノなのか?は人それぞれ違うな〜と色々な人と話してて思います。
けど、違ってて良いものだと思います。じゃないとみんな同じようなゲームつくることになりそうだし、考えが違うからゲームも違うわけで。
答えは一つじゃないと思いますが、自分の感覚や市場の流れを見て、自分の中での『良いモノ』の定義をつくっておけるといいんじゃないのかなと思います。
■大事だと思うこと②:自分の感覚と市場の感覚をすり合わせる
①をやった後じゃないと、薄いインプットになりがちなので、まずは①をちゃんとやった方がいいですが、そのあとは自分の感覚をどれだけ市場とすり合わせられるかだと思います。
感覚をすり合わせるために色々なゲームを触る
という順序が良いと思います。色々なゲームを触る目的を市場の感覚とすり合わせるため、という風にした方がいいんじゃないかなというのがぼくの考えです。
・個人としてどこが面白かったのか?
・個人としてどこが良くなかったのか?
・お客さんはどこを面白いと言っているのか?
・お客さんはどこを良くないと言っているのか?
この辺の感覚をロジックを持ってインプットしていければ良いんじゃないかなと思います。
■大事だと思うこと③:ひたすらアウトプット
①と②はインプットの仕方の話ですが、あとはアウトプット部分かなと。
ここはシンプルに『訓練』あるのみかと!
・こういうのが面白いんじゃないか?
・こういう絵作りが次流行るんじゃないか?
そう思ったら人に伝えられるものとしてまとめてみるのが良いと思います。
そして、とにかく人に当てて意見をもらいまくる。
時には一生懸命考えて、綺麗にまとめてみたけど、一瞬で「無い」というフィードバックが来るかもしれません。
けど、挫けずに「今そういう意見をもらえてよかった!」と前向きに考えてひたすらアウトプットを続けてみてください。
よく考えている人が10年かかってたどり着いた考えとかをパクれるかもしれないし。とにかく人に当てて当てて当てまくるのが良いかと。
■大事だと思うこと④:いつか抜いてやるマインド
ゲーム業界も大変です…
何者かになりたいと思って入ってきている人たちがたくさんいたり、良いモノをつくり続けてしまう先輩たちがたくさんいます。
しかも悔しいことに、会話していると自分の考えの甘さとかが露呈してしまい、「ぐぬぬ…」みたいな場面が多いです。
なので、あくまでぼく個人が大事にしているマインドの話ですが『いつか抜いてやる』みたいな気持ちが大事だなと。
最大限のリスペクトを払って先輩たちの話を聞き、恩返しとして、その人たちより若い年齢でより良いモノを出すんだ!みたいな気持ちが大事なんじゃないかなとぼく個人は思っています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?