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従来のイチゴ農園では、稼働率が半分以下

イチゴの植物工場の特徴として、一年中、季節を問わずに収穫できるという大きな特徴があります。
一般的な露地栽培のイチゴでは4~5ヶ月ほどしか収穫、つまり収入につながる時期がありません。休ませたり、次の栽培のための準備の期間が7~8ヶ月と半分以上もあります。
ハウスなどの栽培施設を建設しても、建物の収益が生まれる稼働期間は、一年の半分もないことになります。
その反面、植物工場であれば一年と通じて、収入につながる稼働期間を確保でき、かつ苗の入れ替えも最低でも1~2年に一度で可能という条件になります。
この辺の収益につながる稼働率や苗の入れ替えの手間など作業性も考慮して地域や市場に合った栽培スキームを組むことが大きなポイントになります。

なお、冬が中心となる1季なりイチゴと夏が中心となり4季成りイチゴを同じハウスで栽培することは、苗の準備上、ほぼ不可能で、それぞれ専用のハウスを用意する必要があります。


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