40代!転職を成功させる人の共通点とは
平凡な40代の転職は本当にムリなのか?
こんにちは、まっつんです。今回は普通の40代サラリーマンの転職について現場で見てきた感想も踏まえて書いてみたいと思います。結論から言えば転職は出来ます。しかし、20代、30代で転職するのは訳が違う40代の転職ですが、実態はどうなのでしょう?
じんじーず第1287話40代をどう生きる?「転職するなら、軸足は残したままで半分新世界へ!」でも描いていますので、よろしければ併せてご覧ください。
こんな人は、転職の成功は難しい!
そろそろ夏のボーナスの時期です。コロナ禍で、今年はボーナスどころか会社自体が消し飛ぶ可能性も出てきました。実は、このボーナス時期のサラリーマンは、こころ穏やかではない人も多いのです。なぜなら、
「どうせならボーナス貰ってから会社を辞めよう」
っていうサラリーマンが、案外多いからです。生活を一新するのに纏まったお金が必要という事もありますが、できるだけ今の会社から労働の対価として給料を回収してから、次のステップに進みたいというのは人情というものです。しかし、日ごろの資金繰りにも困るサラリーマンで、しかも40代なら転職成功者になるのは難しいでしょう。転職を成功させる人は職場で惜しまれつつも電光石火で動く人達です。
こんど会社を卒業することになりました!
最近の20代、30代の方の退職や転職には悲惨さがありません。それはこの「会社を卒業する」というフレーズが使われ始めてからだと思います。なんか「皆さんと過ごした日々は貴重で名残おしいが、次のステージに旅立つ私を今後ともよろしくお願いします。」といい奴キャラの雰囲気を醸し出すマジックワードですね。
✅ 20代、30代の転職は比較的クリーンなイメージです。
まっつんの知る40代での転職成功者は大抵、周りに転職活動をしていることを悟られていません。会社や仕事に不満もなく「あれ?いつも間に」ってパターンが多いです。鮮やかな卒業をするそれが、40代転職成功者だと思います。
世間的には、40代の転職はどうなのか?
「今更、卒業っていうのもなんかね」40代の転職はあまりポジティブなイメージがありません。どちらかと言えば、その人の日ごろのキャラに左右されます。
✅ 40代転職者の3つのパターン
1.「さすが!あの人いいポジションからオファーがあったんだって」
2.「あいつ、なんかやらかして責任取らされるらしいぞ!」
3.「あれ?あの人辞めだんだ?」という最悪のパターンの人も・・・。
いずれにしても、日ごろの仕事ぶりが、ブーメランになって帰ってくることになります。しかし、転職サイトによると40歳以上の転職成功者は全転職者の40%を占めており、転職後の平均年収は910万円とのデータもあります。(株式会社シード・プランニング「転職サイトの利用動向調査」より)なんだか40代でもまだまだ行けそうなバラ色イメージです。
で、40代の転職の実態は?
40代で転職成功するには、企業のニーズを理解していなければなりません。それは、①専門性(スペシャリスト)、②マネジメント力と③客観的な実績です。
さすがに、やる気を買ってください!ってポテンシャル採用枠で転職する40代はいないと思いますが、特に③客観的な実績は、売り込む商品(自分)の性能保証でもありますから買い手である企業担当者を納得される手段としては強力な武器となります。
そして、まっつんが見てきた普通の40代での転職者はほとんどか同業への転職者です。
会社が変わるだけで、そもままの状態でスライドしたイメージです。
ここが大切です。いきなり全く違う業種でチャレンジするにはさすがに40代はキツイと思います。(たまに全く異なる分野で大成する人もいますが・・)特にセールス業務をやっているサラリーマンは専門性って言われると、自然と今売っている商品や業界という事になるのです。
40代で転職成功者の共通点とは!
今までいろんな転職者を観てきた、または相談された経験からも、40代で転職を成功させるには次の共通点があります。
✅ 普通の40代で転職を成功させる人の共通点
1.口コミでの転職、または転職エージェントの活用!
2.「仕事内容」と「業界」のどちらかを変えるパターン!
3.今の会社を人間関係で退職しない!
最近は就活サイトを使って就職するパターンがほとんどなので、仕方ないのかもしませんが、就活のノリで、転職サイトやハローワークを使って行う人が多いようです。
しかし、それは30代までです。
大抵は、「紹介できる仕事はありません」と回答されるのがオチです。
まっつんの知り合いのおそらく日本で最高峰の総合商社の管理職(関係会社では役員)が60歳定年の前にハローワークに行って紹介された仕事は、「マンションの管理人」と「トイレ清掃員」だったそうです。
そもそもスキルやマネージメント能力を求めた求人がほとんどない求人サイトに行くこと自体が間違いなのです。
転職成功者は20代でも転職エージェントを雇っているパターンが多いと実感しています。それにも増して、知り合いの口コミや仕事上でのツテで転職を成功させている人達が大勢います。リーマンショックの際にSNS経由で再就職をした人が多かったというもの弱い紐帯の強さとして有名な話です。詳しくは、スタンフォード大学社会学部教授である、マーク・グラノヴェッター (Mark Granovetter)教授の社会学における「弱い紐帯の強み」(原文The strength of weak ties) をお読みください。
そして、転職を成功させた人は全くの未知な世界ではなく、これまでの経験を武器として使えるように、「仕事内容」か「業界」のいずれかを変えることで転職に成功しています。これは、斜陽な業界ではいくら優秀な人でも昇級や昇格のチャンスが限られているため、セールスならセールスを、経理なら経理、システムならシステムといった「仕事内容」は従来通りで、「業界」だけをチャンスの多いものにチェンジする転職です。これなら、転職後にいきなりパフォーマンスを落とすこともありませんし、雇用する側も採用判断がし易いというメリットがあります。特殊なスキルがないという普通の40代でも転職できそうな気がしてきますね。
最後に、前の会社を人間関係で退職することがないように注意が必要です。転職はいろんな理由を並べてみても、会社が倒産したケースを除けば、とどのつまりは、「人間関係の失敗」からのケースがほとんどです。最近の若い人の退職理由は、「自分の能力を生かしてみたい」とか「新しくやりたいことができたから」というものが多いのですが、実態とは大きく異なっていると思います。ただし、転職の場合は、次に採用した会社が前の会社に退職理由を確認する場合もありますから、人間関係の破綻による転職と言われないための予防線を張っていく必要があります。中には、社内不倫の発覚のため、という理由を新しく採用された会社に報告されたケースもあったりしますから、後ろ足で砂をかけるよいうな退職だけは避けたいものです。
今回は、40代の転職について書いてみました。
すこしでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
次回もよろしくお願いします。
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