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サラリーマン考 サラリーマンの上がりをどうする!退職後に現実となる3つの未来!

こんにちは、人生探求の旅ナビゲーターのまっつんです。

現代社会では、仕事をされている方のほとんどがサラリーマンではないでしょうか?就活生もどこかの会社でサラリーマンになることを目指していると思います。

実は、サラリーマンの人生は、仮に社長が最終ゴールと仮定するならば、99%以上のサラリーマンは負けという割の合わない商売です。

社長は同期から必ず1名がなれる訳ではなく、さらに一人の社長で任期が何年にも渡るわけですから、その間、定年退職を迎える代にあたる社員は負け組確定となるからです。

ですからサラリーマンが、会社の社長を目指すと言うのは勝率の良い勝負ではありません。本当に社長になりたいのあれば起業した方がよっぽど早道で確実です。

最近は、社長どころか管理職にすら「なりたくない」という若手社員も少なくありません。

勉強 → いい大学 → 一流企業 → 出世 → 高給 →  外車・タワマン

という昭和サラリーマンの人生ゲームとは異なったルールでみんな動き出しているのです。つまり、勝てないルールのゲームから、自分が勝てる分野に軸をずらしています。

今回は、そんなサラリーマンが定年するとどうなるのか?

「サラリーマン考 サラリーマンの上がりをどうする?」というテーマについて書いてみたいと思います。

これからサラリーマンになる人も、すでに中堅社員の人も頭の片隅にメモしておくと、「こんな筈じゃなかった」って失望している60代サラリーマンになることは回避できると思います。

では、未来の現実を見ていきましょう。


🔷未来の現実その1 サラリーマンは、定年するとどうなるのか?

サラリーマンは定年退職するまでは、「〇〇会社の山田です」と名乗れば、ある程度、社会的信用もあり、初対面の人でも話を聞いてくれます。

しかし、無職となると「山田です」と言っても誰もあなたを知りませんし、どんな人なのかイメージできません。当然話も聞いてはくれないでしょう。

「無職」とは誰からも気づいてもらない「無色」の透明人間のようなものです。

そうなってから初めて事態を理解する前に、一度どうなるかを頭の中でシミュレーションしておくといいと思います。

✅ サラリーマンが定年すると待っている4つのリアル

1.無職になる。

定年退職すると会社という後ろ盾がなくなり、会社を通じて得ていた「社会的信用」も会社員という「属性」も失ってしまいます。

2.収入がなくなる。

働らかないので収入はなくなります。60歳で定年退職し、65歳の年金支給まで、まだ後5年間あります。つまり、5年間どうするかでみんな悩むのです。

3.毎日が日曜日になる。

スケジュールは「白紙」で、通勤もなければ、残業もない、24時間自由時間です。

4.でも税金はかかってくる。

所得税は前年の収入に対して課税される税金ですから、定年退職して無職になって誰からも声をかけられなくなっても、翌年、税務所だけは声をかけてきます。当然ながら、消費税は仕事していようがなかろうが、商品を購入する都度、一生支払う必要があります。

つまり、必要な資金を蓄えるか、定年後も働き続けるかという選択になります。

🔷未来の現実その2 サラリーマンの定年退職後のベスト3!

ではみんな、定年退職した後はどんな仕事をしているのでしょう?

サラリーマンが定年退職後につく仕事ベスト3!

第1位 嘱託再雇用を選択して、1年更新の最長5年これまで通り勤務する。

最近の定年退職者の社内通知には次のように注意書きが書かれています。

「尚、今回定年退職される○名の方は、今後も継続して勤務されます」

嘱託再雇用は基本的にこれまで通りの勤務が継続します。

雇用契約が1年間ごとに更新契約をする必要になることと、給料がこれまでの半分以下になる現実があります。まっつんの会社では、関係子会社の役員さんをしてた嘱託再雇用者が社内郵便を配る仕事をさせられていた時期がありました。確かに本社に戻れば単なる部長クラスですが、元は、「○○社長!」って呼ばれてた人が、社内便を配る姿はさすがにちょっと考えさせられました。

第2位 転籍・転職する。

子会社に出向していた人が、そのまま、出向先へ転籍して継続勤務するパターンや全く他の会社に転職するケースがあります。もちろん給料やその他の福利厚生なども子会社や新しい会社の規程に沿ったものになります。稀に親会社で嘱託再雇用されて、そのまま出向なんてパターンもあります。因みに営業系は取引先に厚遇で転職するケース!案外多いです。

第3位 無職・アルバイトをする。

中には「もう十分働いたから60歳以降は仕事をしない!」という方もいらっしゃいます。また、もう今の会社は充分なので、気楽に近所のコンビニやスーパーでアルバイトという方も案外いらっしゃいます。一般社員や課長クラスで定年した人に多いパターンです。

いずれにしても大多数の方は、現役時代のように稼げないのが現状です。

🔷 未来の現実その3 現役時代の役職によって定年退職後が違う

さすがに、これについての明確な統計数字はないでしょうから、あくまでまっつんの経験からの話になりますが、大体次の通りです。

1.一般社員〜課長クラス(大多数の人)

大抵は嘱託再雇用を選択されます。稀に実家が家業をしていてそこに戻るケースや親が巨額な遺産を残しており、仕事は完全にしない人もいます。(実家がお金持ちの人は仕事に熱が入らず会社では出世しない人も多くいます)

2.部長クラス(そこそこ頑張れた人)

子会社へ出向して執行役員だったり、現役時代に取引先と強いパイプを構築しているので、取引先と顧問契約をしたり、今の取引を維持するためのコネクション要員として雇用される人もいます。週に数回の出社という結構ゆるい条件でお小遣い稼ぎしている方も多いのです。もともと給料が高く、減ったとは言え、一般社員と比較すると退職金もたんまり出ているので、フルタイムで働く人は少ないイメージです。

営業系は次の会社がありますが、職能系(経理・総務)は次の職がなくて、ハローワークで、マンションの管理人や清掃業って仕事を斡旋されて唖然とする人もいます。そして、仕事探しに疲れて、仕事をしないで大人しく過ごすことを選択する人も案外います。

まっつんの知ってる元営業の部長さんは中堅メーカーさんにお声がかかり週一で○○万円という条件でした。逆にうちで引き受けた方は同じく週一で○○万円お支払いしていました。結構良い額で、年収で400万円から500万円には軽く超えていた筈です。意外と系列子会社で再就職はNGだったするケースや、職能系は62歳定年がまだ残っていたりする会社があったりと様々ですね。

中には自身でコンサル会社を作り、複数の元取引先にコンサル契約を結んで結構いい金額をとっている方もいました。営業系はやり手が多いですね。

3.執行役員クラス・本部長クラス(サラリーマン人生の勝ち組)

現役時代に年収数千万円もらっているので、基本的に退職後も苦労はありません。しかし、経営側の社員のため、執行役員の定年の扱いは内規に定められていたりして一般社員にはよくわからないケースも多いと思います。嘱託再雇用の対象外であったりする場合は、執行役員の任期満了と共に会社との縁を切られてしまうケースもあるようです。

4.役員・社長クラス(サラリーマンの勝者、雲上人)

会社によりますが、会長や相談役、もしくは顧問として会社から給料が支給され続けるケースも多いようです。そもそもこのクラスは億の年収もしくは四捨五入で億ってお金をもらっている人が多いので生活に困ることはありません。しかし、このクラスの人は年金も一円たりとも取り漏れがないように、さらに控除はしっかり満額をって方が多く、当然、会社関係の経費精算はキッチリされています。このお金への執着が異常に強いことはサラリーマン勝者の特徴ではないかとまっつんは感じています。

いずれにしても、3、4のようなサラリーマン人生ゲームの勝者はそれなりに富裕層として生活される方が多いようです。死別された奥さんの代わりに飲み屋の女将さんをゲットして楽しくセカンドライフって方もいらっしゃいました。

🔷 まとめ一般社員〜課長クラスは価値観をずらすしかない。

現実的に見て、実家で家業をしている人や、親が遺産を持っているケース(結構ある)を除いて普通のサラリーマンは定年して嘱託再雇用期間も終了すると地味な年金暮らしが多いようです。中には、起業を目指したり、コンサルタントになろうとしたり、資格で職を得ようとする人もいらっしゃいます。

しかし、昭和サラリーマンの人生ゲームの続きをしていては間違いなく負け組です。

サラリーマンの場合、40代、50代である程度の上がりが見えます。そこ段階で、セカンドライフをどう生きるかを真剣に考えておく必要があるのです。

つまり、価値観をお金・出世・贅沢な暮らしという基準からずらしておくことが大切です。(若い人たちはそんな60代の姿を見てるが故に最初から昭和サラリーマンの作ったルールでは競争していません)

会社というコミュニティに依存しない、自分の居場所を確保しておくことが定年退職後にソフトランディングをするコツだと思います。

そのための準備は、現役時代からしておかなければ間に合わないということですね。

人望の厚い役員さんは退職しても、元部下などか集まって、「○○の会」とか作って楽しくやられているのをよく耳にします。

逆に、会社でブイブイ言わせた役員の方は、最後にあんまり良くないことになる姿も多数見てきました。コストカッターとか社員破壊装置の如く、他人を蹴落としてきた方にはブーメランがくるようです。しかも本人にではなく、その人の最愛の方であることも、そんな出来事を多く見てきました。

サラリーマン物語は、定年退職でエンドとなりますが、人生はまだまだ続きますので、サラリーマン勝者と言えども、続編のセカンドライフにおいては、決してハッピーエンドばかりでは無いようです。

以上、「サラリーマン考 サラリーマンの上がりをどうする?」というテーマについて書いてみました。

最後までお読みいただきありがとうございます。

少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

次回もよろしくお願いします。

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🔷20代、30代をどう生きる。

🔷40代、50代、60代、70代をどう生きる。

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