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20代の70%が副業希望?意外な副業とは!

ネットで気軽に副業ができる時代となり、SNSでも簡単な副業をすすめる記事が大流行りです。一部の企業では副業解禁の動きもあり、隙間時間をいかに使って楽に稼げるかというノウハウも結構出回ってます。

今回は、じんじーず第1267話「20代をどう生きる?実は20代で副業希望者が、70%以上という現実!」でも描いた副業について少し書きたい思います。総合人材サービス・パーソルグループのパーソルプロセス&テクノロジー株式会社の「年代別副業の潜在的ニーズに関する意識調査」(2019年12月)をみると、副業を「すぐにでもしたい」と考えている20代は70%超とレポートされており、20代の副業ニーズの多いことに驚かせられます。

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副業をしている人10.9%

実際に副業している人は、男性で30代、女性は40代が多いようです。会社の就業規程にもよりますが、大抵は「副業を禁ずる」と記されているケースが多いと思います。アンケートでも就業規則で禁止されている会社員は49.8%との回答があったようです。世間で話題になっているほど、副業を行うには、壁が高いようです。

実は、大家さんは例外的にOKなケースが多い!

日本のサラリーマンの宿命として転勤があります。これは、本人の意思によらず、社命で就業する場所を定期的に変更する日本企業の人材活用手法の1つです。

採用面接で、「全国転勤は可能ですね」と念を押されるあの転勤です。

因みに欧米ではほとんど見られない制度です。

大抵、配属先で生活が安定し始めたタイミングでの住宅取得する社員が多いので、「住宅取得をすると転勤になる」なんてジンクスがある会社もあるくらいです。

せっかく、マイホームを購入しても、転勤を機に①泣く泣く売却するケース、②賃貸に出すケース、③空き家として管理するケースなど、さまざまで、サラリーマンの悲哀を感じる制度となっています。そして、住宅ローンを組んで購入している場合は、取引している金融機関への届け出が必要です。住宅ローンは、生活するための拠点として融資住宅に住むことを前提に融資されており、住宅ローン控除も同様です。万一、無断で融資住宅を他人に賃貸・譲渡した場合は、ローン残金の一括返却を求められる可能性もあり注意が必要です。

唯一のメリットは、賃貸に出すと家賃という不労所得が、毎月サラリーマンの懐に入ってきます。管理会社の取り分や住宅ローン相当額を差し引いた残りが副収入となります。そして会社が就業規則で禁じた副業に当たるのか?という点で微妙な扱いになってきます。さすがに社命で転勤させて、会社でも住宅取得を推奨しておきながら、大家業を就業規則違反と見做す企業は少ないようです。興味のある方は、一度、会社の人事部にでも確認してみてください。この制度を上手く活用して、社内融資などを駆使し、複数の住宅を持つ大家サラリーマンも案外存在します。部長クラスや役員さんでもアパート経営してたりと、不動産はバブル世代以降も根強い人気の副業となっています。

大学院の講師やゲストスピーカーも案外OK!

大学や大学院でゲストスピーカーとして呼ばれた場合に謝礼がでます。謝礼といっても精々2万円~6万円、超大物でも10万円も出せないのが大学の苦しい台所事情です。1講座で2回くらいまでゲストスピーカーは呼べる予算があるという大学もありました。

某有名大学で、超大物を口説いて講演料を10万円と奮発して講演をしてもらったら、専門分野のお話はゼロで、雑感や余談ばかりで終了したそうです。後日その方の秘書から、「ウチの〇〇は、10万円の講演に専門分野の話は致しておりません」と言われたとか・・・。まあ、お車代にもなりませんよ!ってことなのでしょうね。

そして、サラリーマンでも大学院などで講師として招聘されるケースもあります。この場合は、講師料として1コマ単価1~数万円程度の報酬になります。私の知っている社会人大学院では8万円となっていました。なかなかボランティアな金額です。

しかし、〇〇大学院客員講師とか客員教授という肩書をつかって本を書いたり、講演会で講演したり、社会的信用が増すといった2次利用が可能なため、結構人気があります。この場合は、会社も副業ではなく社会貢献の一環として認めているケースが多いようです。大学によっては会社へ講師の依頼状を出してくれるので、人事部へ相談しやすいと思います。そんなのムリと思う方もいらっしゃると思いますが、案外、大学のゲストスピーカーや大学院の講師をされているサラリーマンは多いのです。20代~30代でも結構いらっしゃいます。大学時代のゼミの教授に売り込んでみていかがでしょうか?

今回は、巷で流行っている副業とはすこし違った角度で、比較的合法的な副業について書かせてもらいました。「じんじーず」にも描きましたが、20代の社会人の70%が副業を希望している事実は、生活のためという理由なら日本社会は、相当深刻な事態になっていると思います。

次回もすこし視点を変えたテーマについて書いていきたいと思います。

少しでも参考になれば幸いです。

次回もよろしくお願い致します。

https://mangahack.com/comics/3165/episodes/72762



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