サラリーマン考 Apple Watchを持つ者と持たざる者
こんにちは、人生探究の旅ナビゲーターのまっつんです。
9月18日は、新種の林檎が発売されるということで、ガジェット好きな人たちの中では、コロナにも負けずに盛り上がっているようです。
まっつんも前日に有楽町のビックカメラに用事があって行きましたが、そんなに混んでませんでしたから、みんなネットで予約しているのでしょうね。
予約はもう10月までの入荷待ちらしいとの噂もちらほら。
朝にネット予約して、アップルストアに取りに行くことで当日入手するという裏技を駆使した猛者もいました。(しかもアップルストアは事前予約の入場制限がある為、お店の人が店外まで持ってきてくれて受け渡しというオチ付きだそうです)
今回は、サラリーマンの健康管理について「サラリーマン考 Apple Watchを持つ者と持たざる者」というテーマで書いてみたいと思います。
🟥サラリーマンの健康管理といえば、年1回の会社の健康診断だった昭和
日本のサラリーマンは、年に1回、必ず健康診断を受診することが労働安全衛生法で義務付けられています。
サラリーマンへの健康診断実施は、企業側に法律的な義務があり、労働安全衛生法第44条に実施義務が定められているからです。
労働安全衛生法違反の場合は50万円以下の罰金刑です。
ちなみに健康診断の情報漏洩した場合は、罰金刑だけではなく6ヶ月以下の懲役を課される場合もあります。
そういえば昔、労働基準監督署に年1回の健康診断の実施日について、「1年以内に実際されてない!」と指摘されたことがあります。(年度内の実施ではなく、去年の実施日から365日以内にしなさいということらしいです)
最近は、個々の社員の検診結果を産業医に診てもらい就業判定をさせてから就労させるとか色々と面倒くさいようです。産業医の先生も一人当たり年収1,500万円くらいでは、なかなか来てくれませんし、補助する看護師さんも雇用して専用の部屋も確保して・・・とお金がかかります。
日本のサラリーマンは会社で健康管理もしてくれるってのが昭和サラリーマンでした。
🟥 健康も自分でマネージメントする平成のサラリーマンたち
なんでも会社にお任せで、全人格投入をしないと出世もできないという苛烈な競争社会で育った昭和サラリーマンと違って、バブル期からリーマンショックに、就職氷河期まで体験し、「自己責任」という言葉で育った平成サラリーマンは、自分でコントロールできるモノはなんでも数値で可視化してセルフコントロールをしたがる傾向があるようです。
平成サラリーマンを健康志向に走らせる原因の1つに、ストレスによる心の病の増加があるとまっつんは思っています。
厚生労働省独立行政法人労働者健康福祉機構のパンフレットによると自殺総数3万人のうち、労働者は8千人〜9千人と推計されているようです。
昭和サラリーマンの健康上の最大の問題が「癌」でしたが、
平成サラリーマンの健康上の最大の課題は「心の病」となってきたのです。
そのためには、年1回の健康診断と悠長なことを言わず、リアルタイムで日々の健康管理をしっかりマネジメントしたい平成サラリーマンのニーズがあるのかもしれません。
出典:独立行政法人労働者健康福祉機構「職場における心の健康づくり」より
🟥 Apple Watchで武装する平成・令和サラリーマンたち
Apple Watchは、アップル社が2015年4月24日から販売している腕時計型ウェアラブルコンピュータです。そして、その支配力は、スマートウォッチ市場シェアの過半数を占めており、出荷台数は、スイスの時計産業全体を単独で大きく上回る勢いとなっています。
3つのバリエーションが用意されており、採用されているケース、ガラス、バンドによって価格帯が異なる。初代、Series1、Series2、Series3は38mmと42mm、Series4以降は40mmと44mmの2つのサイズが展開されている。2017年の出荷台数は約1800万台に達しており、ウェアラブル端末全体およびスマートウォッチ市場において過半数のシェアを獲得した。2019年には出荷台数は約3070万台に達しており、本格的な腕時計型端末市場への参入は後発であったにもかかわらず、同年のスイスの時計産業全体の出荷台数約2110万台をApple Watch単独で大きく上回った。ウィキペディアより
今回は、そのApple Watch Series 5の正統後継モデルである「Apple Watch Series 6」とApple Watch初となる廉価版モデル「Apple Watch SE」がリリースされました。6は新たに血中酸素濃度センサーと常時計測可能な新しい高度計を搭載しており、常に健康状態をモニターしたいユーザー心理をくすぐります。
オフィシャルページのタイトルも「健康の未来が、手首の上に」となっています。
出典:Apple Watchオフィシャルサイト より
なんか超イケてる感じに見えるApple Watchですが、昭和サラリーマンにはピンと来ません。
🟥 で結局、Apple Watchは何ができるの?
早速、いろんなところでレビューされているので細かい説明は割愛させてもらいますが、要はこんな感じのようです。
✅Apple Watchの機能とは?
1.時計としての機能 時刻の確認。ストップウォッチ。タイマー。防水機能。文字盤のカスタマイズ機能。
2.通信機能 電話を掛ける・電話に応答する。iPhoneの通知を確認。LINEのメッセージの確認・返信。緊急時に緊急連絡先への自動連絡。Siriが使える。
3.携帯プレイヤーとしての機能 音楽を聴く。再生している音楽・動画のコントロール。
4.財布としての決済機能 Apple Payで支払いできる。Suicaが入れられる。
5.外部機器のコントロール iPhoneから音を出す。iPhoneのカメラ操作。Macのロック解除、
6.モニタリング機能 心拍数の測定。リングでのチェック。ワークアウト管理。
まっつんはこの中でMacのロック解除に魅力を感じますが、他はなんかスマホで十分な感じを受けてしまいました。(負け惜しみ?)
Apple Payでの支払いやSuicaは便利そうで、実はスマホに慣れすぎて時計をする習慣がなくなったことで Apple Watchを忘れて外出する恐れがあります。
モニタリング機能は、血中酸素量とか気になりますけど。活動量計の基本機能(心拍数・歩数など)の他あるエクササイズを促す機能がなんとなく時計に指示されている感じでちょっと反抗心が芽生えます。
実施したアクティビティに応じてリングが完成していくゲーム感覚ってもの生活が矯正されているような・・・。
しかし、最新のテクノロジー満載の宇宙飛行士でなくても最近は、戦場の兵士でさえ心拍などを含めて常時モニタリングされており、最高のパフォーマンスを上げるには必須な時代となったのかもしれません。
ところで、今回のApple Watch Series 6のカラーは素敵です。
赤は、まるで、エヴェ2号機のようでとても気に入ってしまいました。
それだけにバンドのチープさが残念です。
まさか買い替え前提なのでしょうか?
いずれにしても10月にはなんか手に巻いてそうで怖いのですが、今回、発売日に勢いでポチるのはギリギリで思いとどまりました。
でも、基本Appleの製品の購入動機に「ドヤ顔したくて」買うのが、昔から根底にあるような気がします。
この消費者心理は、スタンフォード大学のエベレット・M・ロジャーズ教授が1962年に『イノベーション普及学』 の中で提唱した、新しい製品、サービスの市場への普及率を表したマーケティング理論の1つであるイノベーター理論で有名です。
出典:ワンマーケティングHPより
そういった意味では、昭和サラリーマンはラガード(遅滞者)なのかもしれません。年とともになんでも飛びつくことをしなくなるのですが、好奇心だけを購入動機にしないあたりは、さすがAppleといえます。
ユーザーに健康を売るのではなく、ユーザーが健康をコントロールするツールを得るという方向性は、日本の企業も今後の商品開発に参考にすべきだとまっつんは思っています。
🟥 結局、「持つべきか」「持たざるべきか」そこが問題だ!
まっつんの答えは、昭和サラリーマンも「ドヤ顔で健康をセルフコントロールしているフリをするために買うべし!」となりそうです。
インフレの進んだアメリカでは、日本円で42,800円の商品はもうあんまり高価なイメージはないのかもしれません。なんせシリコンバレーでは年収1,400万円で低所得層って記事が流れるくらいですから。
事実、ロンドンで豚骨ラーメン3,000円とロンドンっ子のルビーは話していました。そして1,000円以内で美味しい豚骨ラーメンが食べれる日本にいる間に食べまくっている。
NYが活動拠点のジョージさん(先輩)も「ラーメン1杯、2,000円のイメージだよ!」って話してくれました。
そうすると相当乱暴ですが、この約4万円のApple Watchって商品は、実質2万円前後っていえなくもない。
商品が出回るまでの間、わずか2万円でドヤ顔で楽しめて、健康管理などセルフコントロールできるサラリーマンを気取れるなら、楽しんでみてもいいかもしれません。
しかし、くれぐれもApple Watchを自宅に忘れてSuicaもApple Payも使えない事態にだけは、ならないように上手くコントロールしてくださいね。
あくまで個人的感想ですので、購入は自己判断でお願いします。
以上、「サラリーマン考 Apple Watchを持つ者と持たざる者」について書いてみました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
次回もよろしくお願いします。
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