見出し画像

🔲プチから始めるライフ・デザイン🔲ーおじさんのキャリア・プランの作り方ー

 こんにちは、人生探求の旅ナビゲーターのまっつんです。
 昨今、昭和・平成と生き抜いたサラリーマンおじさんに対する世間の風当たりがますます厳しくなってる感があります。
 特に「ナニモノにもなれなかったおじさん」は可愛そうとレッテルが貼られ、そういうおじさんにこそ、キャリコンサルタントが指南すべき!なんてコメントを書かれていたりして・・・。
 多分、当のおじさんたちからすれば、「大きなお世話だ!」となっているような気もするのですが、皆さんはどうお考えでしょうか?
今回は🔲プチから始めるライフ・デザイン🔲ーおじさんのキャリア・プランの作り方ーと題して書いて見ようと思います。

🔲ナニモノにも成れなかったおじさん達

 そもそもナニモノにも成れなかったと指摘している「ナニモノ」ってには何者なのでしょうか。昔は、「一角(ひとかど)の人物」とか言ったものですが、ナニモノとは言ってはいません。

一角(ひとかど)とは
①一つの事柄、一つの方面、1つの分野。
②ひときわ優れていること。ひときわ目立つこと。
③並以上に量の多いこと。相当であること。
④一人前であること。

広辞苑無料検索より

 また、会社の世界では、高齢化したおっさんが権力にしがみ付くために編み出した会社を納得させる常套句に「余人を以って変え難し」という言葉があります。要は、「他の人では務まらないから、役職定年の歳だけど、給料も権限も今まで通りで雇用しないと仕事回らなくなるよ!それもでいいの。会社が損失を出すか、規程を曲げるかどっちなの」という呪文です。これは、それでも給料下げて役職定年させるなら、人事部の責任において実行してね!という現場サイドからの脅しでもありました。
 余人を以って変え難しの人物たちが、平成の30年間いかに活躍して、今の日本の停滞だけではなく、衰退を招いたいのかは、雇用を守るために若者を犠牲にした就職氷河期を引き合いに出さなくても、現状の日本の有様を見れば充分ご納得されると思います。

 話を戻して、ひとまずこの「ひとかど」「余人」が、「なにものにも変え難い」(唯一無二の、他と代替できない)という意味の「ナニモノ」へと置き換わったではないかとの仮説を立てておきます。

成長大好き世代の若者から、成長を求めないおじさんは、ナニモノへの成長を諦めた可哀想なサラリーマンとして映っているのかもしれません。

🔲おじさんのキャリアはどう築く

 おじさん・・・世間では色々ネガティブに言われている主にサラリーマンの中年男性を指す言葉になりつつあります。
 会社では新しいことをしない人、身なりに気を使わない人、セクハラする人、と言われ、家庭では、邪魔者扱いされる人、充分なお金を運んでこない人と扱われ、地域では、コミュニティすら持てない存在しない人というのが相場です。
 おじさんの求める理想は、後輩に慕われ、仕事では指導的な立場に!家庭では頼れるお父さんでありよき夫、地域社会では皆と地域の課題に貢献して住み良い街づくりなんてしてるイメージでしょうか?

 とあるクラウドファンディングで、おじさんのライフキャリア開拓を応援するというものがありましたが、支援者が少なく目標達成しませんでした。
 まっつん的にその敗因を考えてみるに、発想は素敵です。需要のあるかもしれない。しかし、出ているワードは、装いを改めてかっこ良くなる。抱かれたいおじさん、イケメン・・・。なんか方向性が違う気がします。これらの例を見るまでもなく、今のおじさんが求めるていのは、自分を受け入れてくれる居場所の探求のように見受けられます。今の自分をなんとかして欲しい!という自己中的思考です。

 まっつんの提案するおじさんキャリアは、真逆です。
 自身のキャリア開発、自身の居場所探し、受け入れてもらえるために迎合するという自分を中心に考えるのではなく、他者のキャリア形成のサポート、他人の居場所を作っていく、受け入れてもらうのではなく、自分が他者を受け入れていくことで、他者へのお手伝いという考えが方をお薦めします。

 ライフ・シフトを行う上で、シニアが自身の資産を活かす3つの貢献領域としては次の3つがあると思います。

まっつん作成

 しかし、これらはゴリ押ししてはいけないのです。おじさんたちのアドバイスは、独善的で過去には通用した自慢話的展開になることが多いのです。
 
 それらを踏まえた結果として、まっつんの考えるおじさんのキャリア・プランで、最も重要で獲得すべきスキルを1つ挙げるとすると難関資格でもなく、リーダーシップでもない、ただ真摯に人の話を聞く「傾聴力」だと思います。
 話を聞いている内に、「自分はこう思うけど、参考になるかな」くらいのさりげないアドバイスができるようになることを目指しましよう。
 そして、そ言う人たちの集う「場」を提供できればすばらい成果だと思います。

 よくあるパターンとして、難関資格を取れば、定年後の収入も確保でき、周りからの一目置かれる!と言ったおじさん妄想がありますが、これでは、教育教材を売り込みたい業者さんの格好の餌食にされてしまいます。
 難関資格を取ってマウントとっても誰も話を聞いてくれないのでは、存在しないのと同じなのです。そもそも資格で仕事は急に来ることはありません。
 逆に資格を維持するために、毎年高額な年会費を運営側に支払いする羽目になるのがオチだと思います。もちろんその資格を使って仕事をしているなら仕方ありませんが、少なくとも定年してから始めた素人に資格を以っているから仕事を依頼するということは、ほとんど起きないのではないでしょうか?

🔲 まとめ 汝、受け入を求める前に、受け入れよ。

 おじさんのキャリア・プランの作り方についてのまとめると次の通り。

 ①おじさんが開発する最も重要なスキルは「傾聴力」である。
 ②自身中心の考え方から、周りをサポートする姿勢に変えていく。
 ③自身のキャリアを開発するより、他者にキャリア開発をサポートすることで 
  自身のキャリアも形成されると考えるようにする。
 ④皆が集る「場」の提供をすることで、自身の居場所を作り出す。 
 ⑤誰かのナニモノかになるより、身近な人の成長を手伝う人になる。

以上、今回は🔲プチから始めるライフ・デザイン🔲ーおじさんのキャリア・プランの作り方ーと題して書いて見ました。
 誰かの唯一無二のナニモノかを求めつづけるよりも、身近な人をサポートすることで、結果的に、身近な人の中では、唯一無二の存在になる。幸せの青い鳥は実は身近に存在して的な話ですが、実感が持てる生き方の1つとしていかがでしょうか?

最後までお読みいただきありがとうございます。

少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

また次回もよろしくお願いします。

よろしければ、フォローもお願いします。

🟥奥さんはあなたに問題解決を求めていない!傾聴力あるのみ まっつんブログ



この記事が参加している募集

いただいたサポートは選り良い記事を提供できるように有益に使わせていただきます。