猫には近づくな
こんにちは。松千代です。家系図を辿りたい欲に駆られています。
ところで、猫は好きですか?Xやインスタを見ているとたくさんの猫さんの写真やら動画やらが流れてきますよね。それだけ需要があるということなんですかね。僕も野良猫を撮ってみようと試したのですが、もしかすると僕は猫の表情を引き出すのが得意なのかもしれません。
なんか、モデルというか、人みたいな表情してませんか。
じっとこちらを見つめてくれている。
近づくなと言っておきながら思いっきり近づいてるじゃんという事なのですが、そうではないのです。いきなり近づくなという言い方が正しいですかね。以前こんな記事を書きました。
要するに人にはテリトリーがあるという話ですが、もちろん猫にもあります。野良猫を見ると一直線に近づいて触ろうとする方がいますが、それはテリトリー侵害にあたると思っています。
初めてこの子と会った時にですね、思わず立ち止まってしまったんです。桜島にある駐車場にいたこの子は目がビー玉のように青く綺麗でした。ふと頭に浮かんだのは動物写真家の岩合さん。
彼は猫の写真集を多く出版されている方ですが、撮影中に子猫が肩に登った動画は有名だと思います。なんとなく彼の撮影風景を思い出してみると自分が近づくのではなくて、猫が近づいてきている気がするんです。どうしたらいいんだろ?とまじまじと観察してみました。
最初はこんな距離でした。一歩近づくと耳がピクッと動いたり、尻尾を動かしたり、視線が動いたり。なんとなくそれ以上近づいてくるなよ?みたいな圧を感じるラインがあるんですよ。ここを侵害してはいけません。
日差しの熱い9月の桜島、僕は猫と同じように寝転び、3~40分この距離を保ちました。すると、あれ?
起き上がってこちらを見つめてきます。試しに近寄ってみました。
あれ?なんかリラックスしてない?
なんか丸くなったので、これがなんなのか調べてみました。
どうやらリラックスしているようです。そうなればこっちのもんです。
動画も撮らせてくれます。途中からこんな距離です。機材をチェックしていたら自分から寄ってきてくれました。
僕はそれでも触ることはしませんでした。対人関係でも割といると思うのですが、仲良くなったと思ってスキンシップをとられる方がいますよね。僕はよっぽどの関係にならない限り触れないようにしています。モデルさんを撮る時もそうです、髪型が崩れていても直には触りません。ご自身で直してもらうか、ヘアメイクさんに直してもらいます。触れてもいい時は、合図があると思っています。猫さんの場合は体をスリスリしたり、膝の上に乗ってくることがありますよね。そしたらこちらもお返しといった形で撫でるようにします。
これは別の警戒マックス猫さんです。この状態で近づくのは危険です。まずは空気を読んで何もせずに同じ時を過ごしましょう。
これはスマホで至近距離まで近寄って撮りました。
適度な距離感が最大のコツです。
オラに力を分けてくれって何世代にも渡って伝わるセリフですよね。広辞苑に載せても良いと思います。