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ふりかえりは1人でもやった方がいい

今日はふりかえりは、1人でもやった方がいいと思ったことについて書いてみます。


コンテキスト

現在私はとある全社横断的なプロジェクトのPMを担当しています。このPJは、情シス部門と協働で進めていますが、そこには「不確実性しかない」プロジェクトなので、一部スクラムのプラクティスを取り入れながら、「なんちゃってアジャイル」で進めています。

現在実施しているプラクティス

  1. スプリントプランニング(週1回)

  2. デイリースクラム(毎朝) ※たまにスキップ

  3. スプリントレビュー(週1回)

  4. ふりかえり(月1回)

メンバー構成

PJメンバー自体は10名程度ですが、ステークホルダーが山のようにいて、日々調整ごとに追われています。このPJ自体4月から開始していましたが、10月からはメンバーも一部入れ替わり、新規一転取り組み始めています。メンバーは、アジャイル経験はなく、私自身も大した知識と経験はありませんが、見よう見まねで、なんちゃってアジャイルをしている感じです。当然メンバーには「アジャイル」「スクラム」なって単語も使ってません。

変化

上期と比べるとメンバーも一部入れ替わり、私の良き相談相手だったメンバーが、ほぼPJからは外れている状態です。その影響もあり、最近だんだんと自分自身追い詰められている感触が、ジワジワと・・・。

現在の状況

上期プロジェクトが遅延した(自分のせい)余波が、10月・11月にしわ寄せがきており、炎上寸前で日々対応に追われている状況です。「久々デスマーチですかこれは?」という予感がプンプンしながら、火消しに追われている状況。

また、PJメンバーのほとんどが兼任体制で、全員そろってMTGすらままならない状況です。まさに昨日のnoteでも取り上げた”1人の「正面」が多すぎる問題”という状況を味わっています。

メンバー入れ替わって初めてのふりかえり

そんな状況ですから、せっかく初めての「ふりかえり」の時間をとっても、優先度の高い課題の話になってしまい、チームでのふりかえりはできませんでした・・・。「こんなんじゃダメだ」とため息をつきながら、帰路についたのでした。

チームでできなれば1人でもふりかえりをする

そんな状況に嘆いていても、状況は何も変わらないわけで、1人でもいいからふりかえりをすることにしました。Miroに向かい、これまでやったことを付箋にカキカキし、いつも通りKPTで整理していきました。

1人でふりかえりをした結果は・・・

炎上寸前のプロジェクトで、1人で多くのタスクと不安を抱えながら、「孤独な戦い」を強いられていると感じる状況でも、ふりかえりの時間をとることで、頭が整理されていきます。

もちろん誰かと対話しながらではないので、視野が狭かったり・主観的だという弊害は多いため、チームでやるよりは断然効果は低いですが、やらないよりやった方がいいなと。

よくわからなくなったら、仲間に会いに行く

昨日のnoteで市谷さんの「832イテレーション・ジャーニー」について触れましたが、市谷さんは心が傷ついたら「海を見に行く」と言われていました。私は、あいにく海が近くにないので、心が折れそうなときは、仲間にあいにくようにしています。

先日は832イテレーション・ジャーニーのリアルイベント+飲み会、その翌日にはコミュニティメンバーとリアル飲み会をしました。やっぱりコミュニティメンバーと接することで、私は多くのポジティブな感情を得られることができます。心の充電している感じかもしれません。

あとは、家族。家族との時間も大事。

ポジティブ心理学を勉強して意識していること

昨年、ポジティブ心理学実践インストラクターの資格をとってから、自分のポジティブな感情を得られる時間を意識するようになりました。私にとって、「家族との時間」「コミュニティ活動(人と人とのつながり)」「新たな学び」を感じられる時間が、ポジティブな感情をうみます。だから、どんなに忙しくても、意図的にできるだけ時間をとるようにしています。

この時間が無ければ、私はとっくのとうに、心が折れていたと思います。そう考えると、本当に少しは成長できているのかなとwww

私は世界を変えることができるのか?

832イテレーション・ジャーニーの問いである「私は世界を変えることができるのか?」。今のところの結論は、「自分1人じゃ組織は変えられない」です。

地下2階に潜ってみたものの、そこには闇しかなく、まだ光も見えていない状況です。「あれ、何のためにやっんだっけ?」と自分の芯も見失いそうな今日この頃です。

しかしながら昨年からは、「変化」とほんの少しの「成長」は感じることができました。こうしてたまに、noteを書くことも自分自身の「ふりかえり」に繋がっています。

今思うと、私は「アジャイル」と「アジャイル界隈の仲間たち」と出会う事が無ければ、もっと心を殺して仕事をしていたと思います。多分、その方が苦しみは少なかった気もしますが、成長もその分なかったのだろうなと。

1人じゃ組織は変えられないかもしれませんが、せめて半径5m以内には何かしらの変化を持たせられるように、頑張ろうかなと思います。まぁ、今日も思うがまま書いてみたので、この辺でおしまい!



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