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大切にしたい価値観

私は仕事をする上で大切にしたい価値観として「ウソがないこと」があります。本日は、この点について書いていこうと思います。

なぜ「ウソがないこと」なのか?

私は仕事をする上で、モチベーションを落とすシーンとして、「情報を隠さなければいけない」「情報を湾曲して伝えないといけない」状況があります。

「これを言ったら怒られる」「これはそのまま報告できない」だから、「AはBと言い換えよう」や「AはA'と報告しよう」という、ソレっぽく報告する事に頭を悩ましている状況に非常にモヤモヤがおこります。

もちろん、話す相手の知識であったり、関心どころに向け表現や説明方法を悩むのは良くある話なのでよいのですが、「より良く見せなければ」とか「できていないことをあたかも出来ている風に報告する」という心理が垣間見えると、このモヤモヤがでてくるのです。(もちろん常識の範囲内での表現方法の話ですので、コンプライアンスや事業に影響を及ぼすレベルでのウソではないという前提です)

心理的安全性のはなし

この様なモヤモヤを発生させないためには、もちろん心理的安全性が重要だと思います。
「表現の仕方」や「どこまで報告するか?」など本質的な部分でないことに悩むのは組織、チームに心理的安全性が無いからこのような状況が生まれるのだと思います。しかし、案外この手の悩みは多かれ少なかれ色々な組織で起こっているのではないか?と思ったりもします。

なぜそんな事を思ったのか?

なぜこんな事を思ったのかというと、先日実施していた「ふりかえり」の場でのことでした。

現在担当しているプロジェクトについて経営層向けの報告内容を検討している際「理屈でいったらA、感情でいったらB」というような選択肢がありました。この際に、チームメンバーとも議論し悩んだ末に、感情を優先してBという方針を持っていくことにしました。

この報告自体は、論点は別のところにあったため、それほどフォーカスは当たらなかったのですが、私自身の心理として「自分にウソをついた報告をしないでよかった」という感情が生まれました。
ふりかえりでも、その旨を伝えたところ、共感してくれるメンバーもいて、「私だけじゃなかったんだ」と思えることがありました。

モヤモヤを発生させないために

自分の中でモヤモヤを発生させないためには、何が必要なんだろうか?と考えました。結局のところ、以下2点かなと思います。

①自分の中での「芯」をつくる

結局のところ自分の中に「芯」がない、もしくは「芯」がブレているから、本質的ではない無い部分で悩みが生まれるのだと思います。自分の中で、譲ってもいい部分、譲れない部分を言語化し、洗練していくことが必要かなと思います。

②「ふりかえり」と「むきなおり」

一度「芯」を決めても状況が変われば、「芯」自体も定期的に見直ししていくことが必要だと思います。

私もインセプションデッキやMVVなど自分の芯を言語化したつもりでも、状況が進むにつれ、「本当に今のままでよいのか?」「自分たちの考えはあっているのか?」と何度となく、心が折れそうになるときがあります。

そんな時、一度立ち止まり自分自身やチームと対話する時間や場があるのは大事だなと思います。やはり定期的にふりかえり、むきなおりの時間を取るのは大事だなと思いつつ、最近あまりキチンとできていないので、やり方を見直さねばと反省中です・・・。

③想定通りから、未知の可能性へ

前述したような「ソレっぽく報告する事に頭を悩ましている状況」は、よくあるシーンとして、「計画どおり物事が進んでいるか?」どうかを評価するシーンにある気がしています。

大した事実関係が分かっていない状況下で、計画だけが先に決まっており、「計画どおりに進むことが正」という価値観の中で、物事が評価されるため、違和感を感じながらも「いかに計画通り物事を進め、ソレっぽく報告するか?」に頭を悩ませているのは、「なんだかなぁ~」と思いつつも実際の現場でおこっていることです。

計画通り進めることに違和感を感じ、本質的ではないことに対し頭を悩ませ時間を使っているのであれば、計画自体も見直すことも必要でしょうし、もっと未来に向けての議論に時間を使いたいところです。

ちなみにこの辺は、書籍「これまでの仕事 これからの仕事」を読んでいて改めて感じたことです。

おわりに

とまぁ、偉そうに色々書いてますが、私自身毎日迷いながら、芯が折れそうになりながら、試行錯誤中です。それでも自分の「芯」を育てていきたいと思いますし、日々の変化にうまく「適応」していく術を身につけていきたいなと思います。

おしまい


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