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【子育てxデザイン思考】共感マップで子供の気持ちに寄り添うことはできるのか?

さて、少し間があいてしまいましたが、本日3本目の投稿だす。
今日は「子育て」x「アジャイル」ならぬ、「子育て」x「デザイン思考」についての体験レポートを投稿していきたいと思います。

デザイン思考とはなんぞや?

まず、デザイン思考とは?というところですが、ざっくりいうと「ユーザー視点で、課題や潜在的なニーズを探り、解決策を検討するための手法」と理解しています。諸説ありますが、以下のようなプロセスを繰り返すことで、様々な課題の解決やサービス・商品を磨きこむ手法です。

図1:デザイン思考のプロセス

でまぁ、私はこれ見て思ったんですよね。「めちゃ、アジャイルと似ているやん」と。私もそこまで深くデザイン思考を勉強したわけではないですが、デザイン思考を学べば学ぶほど、共通点はありました。例えるならば、バターとマーガリン、いやパンケーキとホットケーキのような関係性。似ている所もあるし、ある人に言わせれば、全くの別物だみたいな。

まぁ、そんな話はさておき、今日はそんなデザイン思考で使われるツールの1つである「共感マップ」について、触れていきたいと思います。

共感マップとは?

共感マップとは、対象とするペルソナを観察し、「見ているもの」「聞いていること」「考えていること」「感じていること/考えていること」「言っていること/行動」「痛み・ストレス」「得たいもの(Gain)」を具体的に貸し出し、対象ユーザの感情や行動に共感するためのツールです。

具体的なイメージは、「共感マップ」でググってもらえれば、こちらのサイトのように無料でテンプレートを配布しているサイトがたくさんありますので、確認してみてください。

ちなみに図1で示した「デザイン思考のプロセス」でいうと、「共感」フェーズで使われるツールの1種だと理解しています。何もデザイン思考専用のツールという訳ではないと思いますが、代表的なツールの1つです。

【Why】子育てに共感マップ?

では何故私が、子育てに共感マップを使うことにしたのでしょう?
それは、以下の理由です。

  • ただ単にデザイン思考の一部を体験してみたかった

  • 何回いっても宿題忘れが治らない次男の感情に寄り添ってみたかった

まぁ、ようは親の好奇心に子育て現場が実験に使われているだけの話ですね(笑)

共感マップで解決したい課題とは?

まず、我が家の状況をご説明しておきます。再び登場次男のペルソナ像です。

次男のペルソナ像

まぁ、本当に集中力がなくて、忘れ物が多い次男。ゲームやアニメ見ている時の集中力を少しでも勉強にいけば、天才になるんじゃないか?と淡い期待を寄せますが、とにかく宿題をよく忘れる!何回いっても治らないので、私は「理解不能じゃ!」とさじを投げたくなるのも度々(^-^;)
まぁ、けど少しでも子供に寄り添いたいと思うのが、親の心情。それでは、世の代表的なフレームワークの共感マップでも使えば、少しは子供の気持ちに共感できるのかしら?と思い、取り組んでみたのでした。

【How】どうやって使うのか?

共感マップの使い方は、いたって簡単です。以下の手順に従って、所定のフォーマットを埋めていくだけです。

共感マップの作成手順

もう少し、詳しく説明します。
①フォーマットを落とす
ここはそのままです。「共感マップ」でググって、お好みのフォーマットを落としてきて、印刷しましょう。もち、紙じゃなくてスマホなどで記録しても無問題!

②観察する
続いては、観察です。対象となるペルソナ像に合致するターゲットを注意深く観察します。私の場合、対象のペルソナは次男一択ですので、勉強をやる気がない次男をよーく観察します(笑)

③事実を共感マップに書く
まずは「見ているもの」「聞いているもの」「言っていること/行動」をそのまままメモしていきます。ここは事実をひたすら書いていきましょう。また、「考えいてる/感じていること」は、相手の気持ちを少し想像して書いてみましょう。

④感情を共感マップに書く
最後にそれらの事実・行動から対象となるユーザーが「痛み・ストレスに感じているであろうこと」と「得たいもの(Gain)」を相手の気持ちになって書き出してみます。この際、自分の感情そのものではなく、相手の立場になって、「自分がユーザの立場だったらどう感じるか?」と想像しながら書き出すのがポイントです。

我が家で作成した共感マップ

で、実際に作成した次男の共感マップは以下のような感じです。

実際に作成した次男の共感マップ

ようは、親(私)が口うるさくいうから、やる気を無くしちゃうんですよね。自分もあったな~と思いつつ、わかっちゃいるけど・・・的なお話です。思わず次男に共感しちゃいそうになります(笑)

で、モノ好きな私は、自分の感情も共感マップに整理してみました。

実際に作成した私の共感マップ

【What】共感マップに得られたこと

では、これらの体験で得られた私の価値は何だったのでしょうか?
ざっくり書くと、以下の点です。

  • 子供は親からアレコレ言われることでやる気を無くすという、かつての自分が感じたアノ感情を思い出した

  • 親(私)は、もっと自立的に宿題に取り組んでほしいという気持ち

  • 宿題の全体量、進捗が見えないからこそのストレス

こんなことを感じたのでした。
で、これらの課題から見えた対策の1つして、やっぱり「見える化ダイジ」ということで、かんばんボードに取り組むのでした。

今回も長々と色々書きましたが、自分の子供が題材なので、「共感マップつかって子供の新たな一面に気づいたぜ!」みたいなことはありませんが、教育において「子供の立場になって考える」という大事な視点には、気づかされた気がします。

まぁ、こんなことを書いてはいますが、気づいたらやっぱり「いつ宿題やんの!?」と問い詰めている自分がいて、「いかん、いかん」と反省する日々ですよ。日々精進、これまた人生なりということで、今日のレポートはおしまい!

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