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進むべき扉

 数えきれないぐらいの扉がずらり。自分の人生は自分で切り拓かなくちゃ。扉にはそれぞれ別の言葉が書かれている。もちろん私は「幸せ」の扉を開ける。その先には再び扉がずらり。私は迷うことなく幸せに向かって進む。
 いよいよ最後の扉だ。音もなく開いた扉の向こうには、やっぱりあなた。あなたは微笑む。あなたは私の幸せの鍵。
 そう、あなたさえいなければ私は幸せになれる。私はナイフを握り、迷うことなくあなたに進む。

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