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ラブレターを何通も書く

ぼくが子供の頃は、好きな人にラブレターを渡す文化がまだギリギリ残っていました。

ただ、中学生になってから電子メールが解禁になったぼくは、知識として知っている”ラブレター”の存在を意識せずに生きてきました。

恋愛をする回数も少なかったですし、「告白は直接したい」というこだわりもあったからか、今まで文章で気持ちを伝えることがなかったのです。

しかし、ここ最近強烈に”ラブレター”について考えるようになりました。それこそ恋人に思いを馳せるようにラブレターのことばかり考えています。なんだか、「恋に恋してる」みたいですね。(違います)

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なぜこんなに頭の中が”ラブレター”なのかというと、それはクラウドソーシングで案件に応募するときの「提案」の難しさに直面しているから。

以前の記事でも書きましたが、今日はまた別の角度から。

クラウドソーシングで仕事に応募するときの提案文って、まさにラブレターだと思うんですよね。

決して、「わたしは〇〇ができます!おまかせを!」っていう部分を全面に押し出すだけなのはなんだか嫌で。特にぼくは初心者もいいところなので、胸を張れるようなスキル・実績があるわけでもなし。

クラウドソーシング界隈でよく言われることのひとつに、「テンプレ提案文が多い!」というのがあります。東京フリーランスの佐々木ゴウさんへの取材記事でも触れられていますね。

テンプレ提案文をどんどん送れば、たしかに提案数を稼ぐことができますし、パッと見の効率はいい感じがします。

でも、依頼者側はどうでしょうか?

大量に送られてくる提案が、どれも無機質なテンプレ文だったら、選ぶのにも疲れてしまいそうです。

だから、ぼくはラブレターを書くつもりで提案文を書いています。依頼者様のやりたいことに対して共感できてからはじめて提案をしますし、「ぜひお手伝いしたい!」という気持ちを伝えるように書きます。

そんな方法をとるもんだから、いくつもいくつも提案文を作成するのにとても精神力と時間を使ってしまいます。最初は「1日10件提案するぞ!」と意気込んでいたのですが、蓋を開けてみるとこれがなかなか難しい。

バリバリ提案をしまくっている人からしたらぼくのやり方はとても不器用かもしれませんが、これがぼくの信念というかなんというか。そんなぼくだから提供できる価値があるのだと信じてこれからもやっていきます。

明日も書けるだけのラブレターをお渡ししていきます。

よりよい発信のための投資(書籍など)に充てさせていただきます。なにより応援のお気持ちが嬉しいです。